Aqua Timez

7枚目のオリジナルアルバムをリリースするAqua Timez! スペシャル・インタビューもあります♪
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PICK UP DISC

10周年を終え、2015年から2016年にかけての47都道府県ツアーも完走したAqua Timez。この7枚目のオリジナルアルバムは、2014年リリースシングル「生きて」、2015年リリースシングル「最後までⅡ」、そして地元岐阜市とコラボレーションして「故郷への想い」をテーマに作られた先行シングル「12月のひまわり」。更に配信限定シングルとしてリリースした「閃光」「We must」も収録。前作よりもさらに幅広い音楽性をそのセンスでまとめたアルバム収録曲。47都道府県ツアーを通して表現力、演奏力、アレンジ構成力がパワーアップ。成長したAqua Timezを感じられる一枚です。


Aqua Timez 7th Album「アスナロウ」通常盤
通常盤
Aqua Timez 7th Album「アスナロウ」初回生産限定盤
初回生産限定盤
Aqua Timez 7th Album「アスナロウ」team AQUA限定盤
team AQUA限定盤
Aqua Timez
7th Album「アスナロウ」
2016.12.14 Release


通常盤(CD)
ESCL-4769:¥3,200(tax.in)


【収録曲】
01. アスナロウ
02. 最後までⅡ
03. 空想楽
04. We must
05. 冬空
06. 12月のひまわり
07. ソリに乗って
08. サンデーパーク
09. ナポリ
10. Dub Duddy~ライブ前日に見た夢~
11. 三日月シャーベット
12. 閃光
13. Pascal
14. 生きて
15. 魔法を使い果たして

初回生産限定盤(CD+DVD)
ESCL-4767~68:¥3,900(tax.in)

(CD)通常盤と共通
(DVD)
1. 生きて Music Video
2. 最後までⅡ Music Video
3. 12月のひまわり Music Video
4. アスナロウ Music Video
5. アスナロウ Music Video Off Shot Movie
6. Aqua Timez 47都道府県“Back to You” tour 2015-2016 Live&Documentary 予告編ショート

team AQUA限定盤(CD+DVD+特製グッズ スペシャルタオル付) ※ファンクラブ盤
ESC8-21~23:¥5,000(tax.in)
(CD)通常盤と共通
(DVD)
1. ディレクターTASSHIによる「12月のひまわり」Music Video Off Shot Movie 特別編
2. 「まだ、はじまったばかりプロジェクト」イベント20161002@岐阜Off Shot Movie
3. Aqua Timez 47都道府県“Back to You” tour 2015-2016 Live&Documentary 予告編ロング
(スペシャルタオル)
ここでしか手に入らない"アスナロウ"オリジナルデザインタオル

 

MUSIC VIDEO


 

SPECIAL INTERVIEW




-- デビュー10周年、そしてその後に行われた47都道府県ツアーも経てリリースされる本作ですが、Aqua Timez史上最もバラエティにとんだ楽曲が集まりましたね!一曲目は表題曲にもなっている「アスナロウ」ですが、聴き方によってはロックにもワールド・ミュージックにも聴こえる不思議な楽曲で、Aqua Timezが今まで通って来た軌跡の全てをこの一曲に注ぎ込んだような意欲作です。

太志(Vo):“ミクスチャー”という言葉が先ず2000年くらいにあって。その頃僕らはVUENOSとかでライブをやっていたんですけど・・・あれレギュラーイベントだっけ?

大介(Gt):レギュラーイベントだったんじゃないかな?

mayuko(Key):オムニバスやコンピレーション・アルバムに参加出来るっていう企画だったよね。

太志:そのころは、対バン全員みんなバンドでRAPしていて、服も大きかったしストリートって感じで(笑)。ある意味僕らはその中ではちょっと浮いていたんですよ。もっとメロディアスなものも演っていたので。でも、そのシーンには一応いたというか、一緒にライブはしていたし、その当時は何かを混合していくというか、音楽を混ぜ合わすことに興味を持っていたので。だから「アスナロウ」は、ある意味僕らにとってのミクスチャー。デビューしてから12年という年月を超えたから出来るミクスチャーで、一個の集大成でもあるし、スタートでもあるのかなと思いますね。

-- MVではTASSHIさんがカホーン、大介さんがブズーキを弾いている姿を見ることも出来ますね。

TASSHI(Dr):そうですね、毎回アルバムの一曲目は自分たちなりの挑戦というか、自分たちなりの新しい音楽を目指して作って来たんですけど、さっきも太志が言ったように僕たちが目指すミクスチャー。ジャンルでいうミクスチャーではなく、自分たちの好きな音楽を全て詰め込みたいという気持ちがあったし。後、サウンドは尖ったものにしたかったんですけど、そこに入れるものをデジタルなものにしたくなかったというのは今回あって。だから、僕もドラムに加えてもう一つリズムをつけるときに、昔だったら打ち込みやリズムマシーンを使っていたのかもしれないんですけど、カホーンの方が、大ちゃんの弾くブズーキとかアコギと相性が良くて。今回はピアノも含め生音を多く取り入れているんですけど、それでいて尖がった音楽を表現出来たのは、新しい挑戦かなって気がしますね。

-- 僕自身の勉強不足で申し訳ないのですが、ブズーキという楽器は今回取材するまで知らなかったんですよね(汗)。

大介:実は・・・僕も知らなかったんですよ(笑)。たまたま楽器屋に行ったときに置いてありまして。なんとなくケルトミュージックとかで使っていたのは知っていたんですけど、一回弾いてみようかなと思って弾いたら、ただ弾いただけで「あっ!これ異国なんだ」っていう雰囲気の音が出たんですよね。ちょうどその頃「アスナロウ」のプリプロをやっている時期だったんですけれど、弾いているうちに「これ、使えそうだな?」って、だんだんインスピレーションが湧いてきたので、そのままスタジオに持ってきてレコーディングしました(笑)。

-- 大介さんのブズーキが入ることで、曲の印象は大分変ったんじゃないですか?

大介:そうですね。僕らがVUENOSでやっていたころの、ミクスチャーの概念ってヘビーミュージックに激しいRAPっていうのが主体だった時期なんで。でも、ウチらはそもそもそこじゃなかったし、俺たちなりのカラーを出すにはどうかなって考えたときに、今回は異国感というか、違う音色が入っていながらも攻撃性のあるロックな部分があったり、でもあくまでもナチュラルな音にこだわるというのが、自分らしさなのかなって思いましたね。

-- 本当の意味でのミクスチャーという感じはしますよね。

太志:大ちゃんとは色々な国の風景が浮かぶと良いねって話はしていたので。最初、僕が(曲を)持ってきた時はアコギとRAPで始めようと思っていたんだけど、大ちゃんがブズーキだったり、曲の頭にサンプリングで街の音も入れてくれたので、思っていたよりもすごい世界観が広がったというか。結果的にこういうケルトミュージックも思わせる雰囲気が出せたのは、一つの良い融合だったなって思いました。

-- 個人的に「生きて」からAqua Timezが新しいフェーズに入ったと思っているのですが、「アスナロウ」は新しいAqua Timezを代表するアンセムになったと思います。

太志:ライブを想像出来る曲になったなと、一曲目として。ツアーで最初にやるということはもう決めているので。

-- でも、ライブでやるのは大変そうですね(笑)。

一同:(笑)。

太志:なので、この後度重なる会議が行われるんではないかと(笑)。

TASSHI:ライブに向けて(笑)?

太志:ライブに向けてね(笑)。でも、「アスナロウ」は最初から理想とするイメージがあった曲で…「昔の方が良かったね?」って言われることってあるじゃないですか。「一瞬の塵」良かったねとか「1mm」良かったねとか。じゃなくて「アスナロウ」が良いって言って欲しかったし、とにかく自分の頭の中に鳴っている理想の音楽、それはもしかしたら俺が歌う必要もないのかもしれないけど、ただただそこに向かって必死になって作った曲ですね。

-- 太志さんがサウンド面でこだわったポイントは?

太志:とにかく楽器隊にはキメを多く入れて欲しいってお願いしたのと、後はストリングスの逆再生。それが一番初めのRAPの裏にあるんですけど、そこを大ちゃんに打ち込んでもらったりして。サウンド的にも「夜の果て」とか「一瞬の塵」の時から知っている人とかには、「戻って来たのかな?」って思ってもらえるような曲になったんじゃないかなって思いますね。

-- OKPさんはいかがですか?

OKP-STAR(Ba):十何年目でこういう曲をパシっと世に出して、今までAqua Timezに先入観を持っていた人たちが「アスナロウ」のMVを見て「???」ってなっている書き込みとかを見ると、「あれ?“神ってる”のかな?」みたいな(笑)。

太志:神ってる(大笑)!!!

大介:流行語大賞だ(笑)。

mayuko:早い(笑)。

TASSHI:ちょっと無理やりじゃない(笑)。

OKP-STAR:(笑)。でも、そういう反応はすごい嬉しいですね。こういう曲もずっとやってきてはいたんですけど、「アスナロウ」のMVを見てAqua Timezへのイメージを変えていった人たちが、またライブとかに来てくれるんじゃないのかなと思うと、すごい楽しみです。

-- そして2曲目の「最後までⅡ」は以前のインタビュー記事を参照して頂いて、3曲目の「空想楽」。こちらはAqua Timez 初のEDMになっています。

太志:これ、ツアーではやっていたんですよ。47(都道府県ツアー)で。それで音源化するってなって、こういう形になって。元々はツアーでみんなで一緒になれる曲を作りたいってところから出来た楽曲なんですよね。

-- EDMサウンドと、太志さんの人間味のある歌詞の相性の良さにも驚きました!

太志:最初からもうちょっとダンスミュージックっぽい歌詞とサウンドにしておけば、みんなも最初からのれるんだろけど、(ライブでも)ファンのみんなも聴いちゃってる感じで、やっぱりそうだよなって(笑)。俺がこういうこと書いちゃってるから、最初から「ワー!」みたいな感じにはならないよなって(笑)。

一同:(笑)。

太志:でも、ラストはみんなでガンガンに上がれる曲になりました。

-- 僕も初めて聴いた時はなんの前情報もなしに聴いたので本当にビックリしました!急にEDMが出て来たぞって(笑)。

太志:どうしたんだろうってね(笑)。どちらかというとEDMのメインストリームを狙ったつもりだったんですけど、やっぱり出来上がるとAqua Timezっぽい曲になったなって。でもこれはこれで良かったのかな?って思います。EDMはそれこそ何年も前から世界で流行っていて・・・(メンバーに向かって)結構やるの遅かったね、俺ら(笑)?

一同:(爆笑)

大介:だいぶ乗り遅れたね(笑)。

太志:乗り遅れたけど、やろうよ!みたいな(笑)。やっぱり、普通に目の前のファンの子が踊ってくれるような曲が欲しかったし、みんなが一つになっている画が見たかったし。

-- 結果その狙い通りの曲になりましたよね。

太志:そうですね、POPで良い曲じゃないかなと思います。

-- 続く「We must」は個人的にも大好きな一曲で、今年の6月に配信限定でリリースされたシングルです。

太志:向かい合って歌うってやっぱり幸せなことなんだなってこの時代だからこそ思えるし。何が起きるか分からない世界だし、自分たちだって 80歳まで健康で過ごせるかなんて分からないから。だから好きな音楽を好きなもの同士で向かい合って歌っているなんて、そんな幸せで素敵なパーティはないよなって思って。最近ライブをするたびに思うんですけど、一日を僕らに預けてくれる人たちがいて、そこに対する意義、ライブの意義というのはデビューの頃からは全然変わってきているんですよね。「We must」はそれをちょっと切実に、シリアスに表現した曲になりました。

 後、いつも歌詞を書くときは一読で分かるものということを意識していて、それをストレートって表現する人もいるんですけど、世の中で流行っているラヴソングとはまた違うのでってことは言っておきたいなって。

-- オープニングでの乾いたギターサウンドやエンディングでのソロパートも良いですよね。

太志:大ちゃんの最後のギターもこの歌と歌詞にのっていてね、素晴らしいなと思います。

大介:(笑)。

-- OKPさんの歌うようなベース、力強いドラムサウンド、そしてすべてを包み込むような暖かいキーボードの音色も印象的です!

太志:OKPのメロディアスはいつもなんです(笑)。もう1人低音のボーカルがいるんじゃないかっていう位、聴こえてくるので。

一同:(笑)。

TASSHI:こういうストレートなロック・ナンバーって意外とAqua Timezでは今までトライしてなかったなって。ただ今回は太志の歌詞や言葉、メロディがすごい力だったので、それを表現しようと思って。後は、熊本のこともありまして、早く届けたいという思いもあったので、その時の自分たちのエネルギーが一気に集約した感じはありますね、今振り返ると。

大介:メッセージを届けるということにおいて、シンプルで力強いというのは大事だなって思って。今回はそこをテーマにしていたので、ギターも小細工をして綺麗にまとめるというよりもそのまま思った通りに弾いたという感じですね。

-- そして5曲目の「冬空」ですが、この曲はAqua Timez初となるポエトリーリーディングとなっています。

太志:僕らの共有のサーバーがあるんですけど、そこにトラックだけが最初あって。それで「これ良いね!誰が作ったの?」って聞いたら、大ちゃんが「多分俺だ」って(笑)。

大介:覚えてないっていう(笑)。

太志:白い、曇った冬の空のイメージがパっと浮かんできたので、この曲は一気に書いちゃいました。こういうものって何日もかけて書くものじゃないし、自分の正直な想いを書いて、そのまま「12月のひまわり」につなげたいって思って。

-- 最後、太志さんの朗読が終わってから曲が終わるまでの間。胸を締め付けられるような思いで曲が進んで行くのですが、そこから「12月のひまわり」が始まった瞬間、暗闇に一筋の光がさしたような救いを感じます。

太志:だからCDで聴いて欲しいなっていうのはあるよね。今はシャッフルだったり曲単位で聴く時代にはなってきているけど、やっぱり正しい曲順だと思うし。でも、アウトロで見える景色もそれぞれなんだろうなと思います。聴き手の思い出や記憶もあるだろうし。

-- こうやって並べてみると「冬空」と「12月のひまわり」、2曲で1曲のような世界観も感じますよね。

太志:アルバムで出来ることってそういうことのなのかな?って思いますね。メインの料理の前に、何か一つ重要なものを置いて聴いてもらうというか。

-- そして、7曲目の「ソリに乗って」は、途中「もろびとこぞりて」を大胆にフィーチャーしたクリスマス・ソングです。

太志:あんまり僕らこういう曲はやらないんですけど、これは思いっきり行きましたね。間奏も「もろびとこぞりて」を使ってみたりして。この曲はみんなに景色を浮かべて欲しいなって思いましたし、肩の力を抜いて聴いてもらうゾーンがここから始まるよって。

-- ここまではシリアスな曲が多かったのですが、ここからアルバムもガラっと雰囲気が変わりますもんね。

太志:そうですね。イントロもフィドルが入っている早いビートのものになっていて、それが「あわてんぼうのサンタクロース」じゃないけれど、もう急いでサンタクロースが子供たちのところに行くんだみたいなイメージが浮かんできたので。それでサンタが途中休憩するときに花火が上がってくれたら最高だなって(笑)。

-- それで曲の途中で花火が上がるんですね(笑)!「ソリに乗って」を聴いて、今後も季節やイベントに合わせた曲を聴いてみたいなって思いました!

太志:それも悪くないんだなって、遊んでも良いんだなって思いましたね。後、最近は僕の理想以上のアレンジをしてくれるので、本当に助かっていますね。

TASSHI:以前はお互いが様子を見ながらポテンヒットを打ったりもしていたんですよね。「誰があのボール捕るんだ?」みたいな(笑)。それが僕たちの良いところでもあり、悪いところでもあったんですけど、今はバンドが良い緊張感をもって、それぞれのやるべきことをやっていこうって、全員が主体的に動ける良いサイクルになってきた感じはありますね。

太志:役割はしっかり整ってきたので・・・やっぱりバンドだから色々ありましたし、そこまで行くのはちょっと大変でしたけど。でもバンドで喧嘩が無いのは良くないなと。Aqua Timezは仲がいいおかげか、(喧嘩も)あんまりなかったので。でも仲が良いからこそ喧嘩しないとダメだなって思ったし、何も言わずに終わる自分でいたくなかったので。そういうのも『アスナロウ』が出来たキッカケの一つかもしれないですね。

-- 確かに、バンドとしての成長もこの作品を通して聴くことが出来ますよね。

太志:次のフェーズに入ったとは思っています。

-- 続く「サンデーパーク」を聴くと、日曜午後のウキウキとした気分を思い出します!思わず明るい気分になれる一曲です!

太志:原曲自体は随分前からあったのですが、ここも楽しいゾーンなので遊園地感を出したいなと思って。それで歌詞でも「お姫様」とか言っちゃったりしているんですけど、さっきまでと比べて急に俺どうしたんだよって(笑)。何言い出したんだよって(笑)。

TASSHI:「this is love」からね(笑)。

太志:そうそうそう(笑)。この曲はmayukoがアレンジで持ってきてくれたのがキッカケだったんですけど、最初聴いた時からまた面白い一曲になりそうだなって思いましたね。

-- 頭から繰り返されるピアノのリフがまた心弾ませるんですよね!

mayuko:可愛らしさは出せたら良いなと思いましたし、太志がAqua(Timez)でニューオリンズ風の楽曲が出来たらいいなって言っていたのは、前から聞いていたので、ハマルかもなと思って挑戦してみました。

-- 2番の「桜色の風が~」のところのドラムアレンジも面白いですよね!

TASSHI:ここはアレンジを考えたmayukoさんから何かやってくれと(笑)。

mayuko:(笑)。

TASSHI:カッチリ作りこんだ「アスナロウ」みたいな曲もあるんですけど、この曲は47(都道府県ツアー)で培ってきたものもレコーディングに入れたいということで、なるべくその場で演奏しているような音にしたかったし、みんなで一発で合わせているような音質にしたかったんですよね。それで間奏ではソロ回しして遊んでみたりとか、バンドとしてそこで向かい合って演奏しているという雰囲気を落とし込んでみて。その空気感はmixも含めて音に封じ込められたんじゃないかなって思います。

-- ギターもいい音していますもんね!

大介:そうですね、キャラは出そうと思いました(笑)。

OKP-STAR:こういう曲ってあんまりやったことなかったんですけど、曲全体のイメージはあったので、そこに対してそれぞれのメンバーが自分の出し方を、もう10年以上やってきているんで、自分のやったことないジャンルかもしれないけれど、そこに寄せ過ぎず自分の味を出せた一曲かなって思います。

-- OKP-STARさんは、次の「ナポリ」の歌詞の中で2回名前が出てくるんですよね。

太志:そうですね、キーマンなので(笑)。

-- ちょっとdisられているんですよね(笑)。

OKP-STAR:そのたまった憂さをはらすかのように、最後弾きまくっています(笑)。

太志:OKP(-STAR)のベースってメロディを弾くから、どんな環境で聴いてもすごい聴こえてくるんですよ(笑)。普通携帯で聴いたりすると、ベースって聴こえなくなったりもするんですけど、それでもぐいぐい入ってくるんですよ。ろくでもないですよ(笑)。

一同:(笑)。

-- それにしても、「ナポリ」と10曲目の「Dub Duddy~ライブ前日に見た夢~」はハジケまくっていますよね!

太志:ここはギャクゾーン・・・ギャクゾーンって言って良いのか分からないけど、さらに肩の力を抜いて欲しいなって(笑)。料理で言うと箸休めみたいな感じで、適当なもんですこれは(笑)。

TASSHI:ちょっと前まで、あんなにシリアスだったのにね(笑)。

太志:「冬空」とは全然違うよね(笑)。でも、こういう曲こそ徹底的に遊ぼうということで、音もヘビーにしたり、「Dub Duddy」では神様が降りて来たり(笑)。

-- あれは神様だったんですね(笑)???

太志:一度死にかけているので(笑)。ヘリコプターの音とか聴こえていると思うんですけど、最大の危機が迫っている中で神様が降りてきて「太志・・・」って語りかけるみたいな(笑)。

TASSHI:もうろうとしている中でね(笑)。

太志:「ゲームだよこれは」って(笑)。そして「あべし」って言って去っていくんですよ。

一同:(爆笑)。

太志:そこに深い意味はないんだけどね(笑)。遊び心が大事だなって。「ナポリ」とか「Dub Duddy」は楽屋で喋っているようなことを書いた曲だし、OKPをdisったりなんて本当に楽屋で僕が趣味でやっていることだから(笑)。

TASSHI:悪趣味やな(笑)。

太志:(大笑)。それくらい長い付き合いだっていうのもありますし、楽屋っぽさも入れちゃおうって。

-- 最後の「ナーポリ フー!ミーラノ」というコーラス含め、下手するとカッコ悪くなりそうなアイデアを、きちんとかっこよくまとめてくるセンスは凄いなと思いました!

太志:あれもね、バカバカしいんだけどね(笑)。

一同:(爆笑)。

-- だんだん音量のレベルが上がってくるんですよね(笑)。

太志:そうそうそう(笑)。

TASSHI:以前より遊ぶときはちゃんと遊ぼうみたいにはなってきてるよね。

太志:くだらないこともちゃんとやろうってね(笑)。

-- それと同時に「冬空」みたいな曲もありますしね。

太志:人間って色々な面があるんだなって思います(笑)。

-- (笑)。続く「三日月シャーベット」で、ちょっとシリアス方面に戻ったのかな?って思って歌詞を見ると全然戻ってないんですよね(笑)。

太志:そうなんですよね~(笑)。でも、徐々に戻して行くために1Bではマンガへのリスペクトも込めて“ドラえもん”と“どこでもドア”で韻を踏んだのはAqua Timezぽいなって。

-- 2Aで、太志さんの歌に絡む、大介さんのギター、OKP-STARさんのベースも良いですよね!

太志:仮歌入れた後に聴いたら、またこの人たち2Aで変なことやっているなって(笑)。毎回面白いですけどね。なんでこうなってんだろうって。でも最後はハマルるんだよね。

OKP-STAR:あそこは無駄に時間かけました(笑)。

大介:俺、唯一あそこでライトハンドしてますからね(笑)。

OKP-STAR:二人ともライトハンドで(笑)。

太志:細かいね~(笑)。

大介:今までAqua Timezでライトハンドはやってないんですけど、初めてやっちゃいました(笑)。

太志:そこで使うんじゃないよ(笑)!全然ライブでカッコつかないじゃん。

一同:(爆笑)。

-- 12曲目の「閃光」も「We must」同様、2015年にリリースされた配信限定シングルです。元々は福井県鯖江市であったLIVEで出逢った方から依頼されて作った曲だとか?

太志:そうですね、これは普通にAqua Timezらしい曲かなって思います。

-- 「閃光」が入ることで、締まった感じがします。

太志:「ナポリ」ばっかりやっててもしょうがないなっていう(笑)。

-- (笑)。13曲目の「Pascal」ですが、このタイトルは?

太志:これは「人間は考える葦である」で有名なパスカルから引用して。だから最後にそういう歌詞も入れてみたんだけど、この言葉を改めて考えたときに自分自身がそうだなって思って。

-- 「Pascal」は音数を削ぎ落としてシンプルにした先につたわるメッセージを置いた、今の太志さんだから歌うことの出来る「孤独」や「優しさ」をテーマにした楽曲だと思いました。

太志:それこそ作っているときは、ギターだけでもしっくりきていたんですけど、でもOKPになぜか味付けして欲しいなと思ったので、急きょ頼んで。でも締切りギリギリだったので・・・(コソッと)実はこれ家で録ったんですよ(笑)。

OKP-STAR:家っぽいところで(笑)。

太志:でも、この曲もライブを思い浮かべて書きました。ファンの人ってみんな色々な表情で聴いてくれているし、それぞれ思うことも、記憶も違うんだろうけど、それぞれが向かい合って歌うってまさに「We must」の世界観だし、俺たちは歌い続けるからねって、そういう歌ですね。

-- クロージングナンバーは「魔法を使い果たして」です。

太志:この曲もアルバムの最後、エピローグとしてある意味王道な終わり方と言うか、しっかり終わりたいなって。昔でいうと「HOME」って曲もあったし、「白い森」って曲もあったんですけど、「魔法を使い果たして」はまさに王道のバラードなんだけれども、それもここまでやってきたからこそ書けた曲でもあって。

 2番の歌詞に出てくる「魔法」という言葉は「約束」という意味なんですけど、それに頼って生きるというか、もちろん約束とかルールがないと生きていけないんだけど、それを使い果たしてちゃんと涙を流すというか・・・

 約束ってすごく便利なものだし、「ずーっと一緒にいようね」みたいな約束もあるじゃないですか。Aqua Timezってバンドだってある意味約束をすれば出来るかもしれないんで、ずっとやっていくよって。でも、それってその時は安心するけど危機感は無くなるんですよね。だから約束なんていつ無くなってもおかしくないものだし、そういう世界で僕らは生きているから、そうなった時にどういう自分であるか。だから「アスナロウ」にもちょっと繋がっているなと思うのは、約束のない世界でどこまで約束するはずだったものを守れるかってことなんですよね。ずっと一緒にやっていこうねって・・・言葉ってすごく寂しいものですよね。約束もそうだけど、その効力はいつか途切れるし、本当は心の中でどこまで思えるかなので。そういう意味で、約束というある意味便利で卑怯なものを使い果たした時にどうあれるのかと。魔法を使い“果たす”、その“果たす”というところに意味があると思っています。

 その永遠を欲しがる・・・約束をすることでずっと今を継続させようとするんですよ、人って。これを絶対に無くしたくないから約束をする。それって失う恐怖から来ていると思うんですね。でもそんな恐れながらやってたらダメだって思うんですよ。毎回毎回思いっきり生きるという意味を失ってしまうから。だから一番綺麗なのって、約束をせずに一緒にいられることじゃないですかね。もうそこに頼らずに行こうよっていう。そういう意味で書きました。

-- そして2月からはこのアルバムを引っさげた全国ツアー、「アスナロウ TOUR 2017」が始まりますね。

太志:今回は再現性の低いアルバムになっちゃったんでね(笑)。でも、僕ら必ず最後は帳尻を合わせる人間なので期待していて欲しいです。

-- 後、話はガラッと変わるのですがTASSHIさんと言えば、太志さんの歌詞評論家としても有名じゃないですか。

TASSHI:はい・・・あっ、はいって言っちゃった(笑)。

-- (笑)。今回のアルバムでTASSHIさんが一番気に入っている太志さんの歌詞はどれになりますか?

TASSHI:マジすか!?迷いますね~。一番ですよね?アルバムで。

大介:それで「ナポリ」はないよね・・・

TASSHI:(かぶせ気味に)やっぱ「マルゲリータ ナポリにあるよ」ですかね(笑)。最初は「ナポリタンはナポリにはないよ」で終わる予定だったんですけど、歌録りを大ちゃんに任せて、後で出来上がったのを聴いてみたら「マルゲリータ ナポリにあるよ」に変わっていたから(笑)。

太志:ちょっと驚かせようと思って(笑)。

TASSHI:そこが一番衝撃を受けたけど・・・これじゃ駄目だね(笑)。

一同:(笑)。

TASSHI:バランスを取るわけじゃないですけど、やっぱり「12月のひまわり」の「幸せという花は 季節を問わず咲くもの」ですかね。この言葉は全てに通じると思っていて。ひまわりって現実的には夏にしか咲かないのかもしれないけど、誰もがその時やりたかったけど出来なかったこととか、叶わなかった夢とか、あの時は時間がなくて出来なかったけど今なら出来る。そういうことっていっぱいあると思うんですよね。「12月のひまわり」ではそういうことを歌っているので、聴いてくれるファンのみんなにもそういう気持ちでいて欲しいし。現時点では出来なくても、いつか出来るかもしれない・・・そういう気持ちって僕らも同じだし。

太志:だから「アスナロウ」と繋がっているよね。

TASSHI:そうだね。

太志:曲調は全然違うけれどつながっていると思います。

-- では、最後に改めて『アスナロウ』は、Aqua Timezとってどんな作品になりましたか?

太志:サイコロって六面体なんだけど、それがどんどん多面体になっていって最後は球体になれば良いやって感じです。角が取れてくると、どんどん自然になっていくじゃないですか。昔はゴツゴツとしていたサイコロだったかもしれないけど、もっと滑らかに、どの曲も転がせるように、だんだん角が取れて来たんじゃないかなと思います。

mayuko:いい意味で何でもありだし、幅の広さに対しての制限はどんどんなくなっているのかなと思って!自由な枠組みでやっている感じはしますし、色々な気持ちになれる1枚なので、皆さんには楽しんで聴いてもらえるんじゃないかと思いますね。

TASSHI:太志の作る楽曲や頭の中で思い描いているサウンドは年々ふり幅が広くなっているし、ようやくそのふり幅に付いていけるようになったし、時には太志の想像以上のものを提案できるようになったんじゃないかなと思っていて。47(都道府県ツアー)を経て、地力も付けてきた中で、今回はデビュー当時に戻って全曲セルフ・プロデュースでやってきたので、今自分たちが持っているものを全部出し切れたし、自分たちの色を色濃く出し切れたアルバムになったなと思います。

大介:やっぱり47(都道府県)を周って、バンドの軸を固めてから制作に入ったアルバムなので、しっかりとした軸があるからこそふり幅のある作品になったと思うんです。そのふり幅も、おのおのが10年以上やっているので、やれることも広がってきているし、新しい発想も出て来ているし。今回は今できる現状の最高を詰め込んだアルバムになっていると思います。

OKP-STAR
:色々な曲があるのでとっちらかっているようで、とっちらかっていないように感じるのは、それぞれが自分の出し方を少しずつだけど分かって来たのかなって思うし、どうやってもAqua Timezのサウンドに落ち着く一枚になったし、そういう一曲一曲になっているんじゃないかなと思います。

太志:これからライブでも、もちろん次の新曲でもいい意味で期待を裏切れたらなと思います。引き続き、応援宜しくお願いします!

-- ありがとうございました!

(文:篠原 友)

 

LIVE

Aqua Timez アスナロウ TOUR 2017
2月4日(土) 狭山市市民会館(埼玉)
2月11日(土) 広島JMSアステールプラザ大ホール(広島)
2月12日(日) スターピアくだまつ大ホール(山口)
2月18日(土) 渋川市民会館(群馬)
2月19日(日) 常陸太田市民交流センター (パルティホール)(茨城)
2月25日(土) 三島市民文化会館 ゆぅゆぅホール(静岡)
3月4日(土) NHKホール(大阪)
3月11日(土) 日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール(愛知)
3月12日(日) バロー文化ホール(多治見市文化会館)(岐阜)
3月17日(金) 熊本県立劇場 演劇ホール(熊本)
3月18日(土) 福岡市民会館(福岡)
3月20日(月祝) 鯖江市文化センター(福井)
4月1日(土) 電力ホール(宮城)

詳しくはオフィシャルサイトをご確認ください。
http://www.aquatimez.com

 

LINK

オフィシャルホームページ
http://www.aquatimez.com

2016/12/13-17:00:00

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