大沢伸一

大沢伸一のソロ・プロジェクトMONDO GROSSO、14年振りの新曲をリリース!
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大沢伸一のソロ・プロジェクトMONDO GROSSO、14年振りの新曲をリリース!

 
大沢伸一
大沢伸一
プロデューサー、DJとして活躍する大沢伸一の原点ともいえるプロジェクト MONDO GROSSO (モンド・グロッソ)。90~2000年代に全世界のクラブでヒットした「Souffles H」、「Star Suite」や、birdをフィーチャーした「LIFE」、BoAをフィーチャーした「Everything Needs Love」など数々の名曲を生み出してきた伝説のプロジェクトが14年振りに再始動。

 今年発売を予定している、待望のアルバムからの先行シングルを、完全生産限定12inchアナログで <RECORD STORE DAY> である4/22にリリースする。

 MONDO GROSSOの完全復活を告げる新曲「ラビリンス」は、東京スカパラダイスオーケストラの谷中敦作詞、透明感溢れる女性ボーカリストをフィーチャーした日本語歌モノ楽曲。

 アナログにはOriginal Mixの他、B面にDUBFORCEによるDub Mix、大沢本人によるAcoustic Mixも収録される。

MONDO GROSSO「ラビリンス」MONDO GROSSO 「ラビリンス」
¥1.800(税抜)CTJ1-40386
cutting edge

A1. ラビリンス(Original Mix)
B1. ラビリンス(DUBFORCE Mix)
B2. ラビリンス(Acoustic Mix)



「MONDO GROSSOが示した6つの奇跡(MONDO GROSSO achieved six miracle)」

テキスト:山崎二郎(『バァフアウト!』編集発行人)
http://www.shinichi-osawa.com/mongogrosso/

1 91年に京都で結成された大沢伸一率いるモンド・グロッソは1993年、バンドとして1stアルバム『MONDO GROSSO』でメジャー・デビューした。当時、新しい世代による、新しい感覚でジャズを捉え直すアシッド・ジャズ・ブームが世界を席巻していたが、その震源地であるイギリスはロンドンのクラブでモンド・グロッソの楽曲は普通にプレイされ、カッティング・エッジなチャートに入り、イギリスを始め、ヨーロッパ各国でライヴ・ツアーを敢行した。それはまず日本で成功し、「次は世界だ」でなく、キャリアの最初から、日本国内に閉じこもるのではなく、世界水準という視点でクリエイティヴされ、実際に外に出て演奏し、受け入れられたということなのだ。しかも、インターネット前夜の90年代前半で。その模様はライヴ・アルバム『The European Expedition』に熱気と共にパッケージされている。

2 90年代、今では考えれないがCDセールスが200万枚、300万枚を記録していた時代。ソウル、R&B、ブラジリアン、ジャズなどを消化した、メインストリームとは違う、新しい世代による新しい感覚のアーティストが台頭した。先に挙げたように世界の音楽シーンとシンクロし、日本語と英語という言葉の偏見もなく、むしろ自由に操り、さらに普通にヘッドホンで聴くのと、大音量でクラブで掛かる大きな壁さえ越える新しい音楽。それらを総称して「渋谷系」と括られたが、大事なのはクオリティが高く、センスが良く、あらゆる「当たり前」を打ち破ったレボリューションであったということ。その最中の1995年、2ndアルバム『Born Free』はリリースされ、シーンを牽引する存在となった。そして、再び、ヨーロー・ライヴ・ツアーを敢行したのだった。

3 1997年にリリースされた3rdアルバム『CLOSER』は衝撃だった。バンド形式から大沢伸一のソロ・ユニットなり、飛躍的に自由度を増した音楽性。ここで展開されるのはミドル・テンポでメロウなR&B。この時期、UA、Chara、Monday満ちるなどをプロデュースし、それらの楽曲はクラブでDJプレイされ、新しい世代による新しい感覚の音楽は、徐々に東京から全国的に広まっていった。そして、この後、メインストリームから見て、カウンターであった、新しい世代による新しい感覚のロックでなく、R&Bをベースにした音楽は、宇多田ヒカル、MISIA、birdの登場で、ヒット・チャートの1位を獲得し、メインストリームに侵食するという「無血革命」が成された。『CLOSER』は一歩も二歩、先んじた作品であったのだ。

4 1999年、メジャー・レコード会社内に自らが主宰するレーベル〈REALEYES〉をスタートした大沢伸一が手がけた新人がbird。それまで大沢がアプローチしてきたソウル、R&B、ブラジリアン、ジャズなどを消化したサウンドに、birdによる日本語歌詞が合わさった1stアルバム『bird』は80万枚を越えるセールスを越える「奇跡」を起こした。翌2000年にリリースされた4thアルバム『MG4』は、当時、最先端のダンス・ミュージックの2ステップとルーツであるブラジリアン・サウンドが共存する高い完成度と、世界25ヵ国でリリースされたようなグローバルな視点が合わさった作品となった。また、シングル・カットされた「LIFE feat. bird」がヒット。ポピュラリティも同時に獲得するという快挙を成し遂げたのだった。

5 モンド・グロッソがモンド・グロッソ、大沢伸一が大沢伸一たるゆえん。それはせっかく時間をかけ作り上げ、少しずつ広まり、ついにはメインストリームの位置にさえ収まった、音楽スタイルを再生産せずに、むしろ、いとも簡単に捨て、次に、新しい地平に進む姿勢にある。大きな成功を収めた後、2003年にリリースされた5thアルバム『Next Wave』はタイトルに全てが言い尽くされている野心作。全編完全にフロア対応のモンド・グロッソによるハウス・ミュージック。一切の妥協も、一粒の甘さもないこの作品がメジャー・レーベルからリリースされ、チャート10位を記録したことこそ、どこまでも攻撃的でありながらも、そこにポップさが見事な配合で注入されるモンド・グロッソの本質が表れていたのだった。

6 それから14年。大沢伸一名義として『The One』、『SO2』のアルバムをリリースし、数多くのプロデュース、リミックス・ワーク、世界を股にかけてのDJプレイをおこなってきた大沢伸一が、モンド・グロッソを再生させるという報を聞いて、理屈抜きで心が躍った。それは間違いなく、よくありがちなノスタルジックなものではなく、2017年という「今」だからこそ、必要な音楽になるはずだろうから。

 もう一度記したい。どこまでも攻撃的でありながらも、そこにポップさが見事な配合で注入される音楽。言葉にするとアンヴィヴァレンツだが、それを成立されるのが音楽。音楽は決して「アイテム」や「消費物」だけではない。時に煩雑な日常を忘れさせ、時に人の心・精神を包み、時に新しい扉を開けんとする際に後押しをしてくれるアートフォームであったもいいはずだ。

 僕はまだ音楽の力を信じている。モンド・グロッソの新曲のラフMIXを数曲聴いただけで再確認した。14年振りのアルバムが待ち遠しい!

 

MONDO GROSSO (モンド・グロッソ)
91年に京都でバンド結成。大沢伸一はリーダー兼ベーシスト。93年にメジャー・デビュー、ヨーロッパツアーも行う。96年にバンドは解散し、大沢伸一が楽曲によって様々なアーティストをフィーチャリングするソロ・プロジェクトとなる。以降もその時代時代の革新的な音楽性を求めながら『MG4』『NEXT WAVE』などヒット・アルバムをリリースして2003年に休止していた。

■オフィシャルサイト
http://www.shinichi-osawa.com

2017/03/15-15:00:00

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