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COLDFEET INTERVIEW
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INTERVIEW

SMAP、安室奈美恵や中島美嘉への楽曲提供やプロデュースでも知られるCOLDFEETはWatusi (ベーシスト/プロデューサー/プログラマー)とLori Fine(ヴォーカル/コンポーザー)から成るプロデューサー・ユニット。近年では4つ打ちを基調とした作品を発表しており、“日本のハウス界における最強の歌姫”ことLoriのゲスト・ヴォーカル(モンド・グロッソ、DJ KAWASAKI、FreeTEMPO等)としての活躍ぶりも目覚しい。そんな彼らがデビュー10周年を記念する6枚目のアルバム『TEN』を年末にリリース。DAISHI DANCE、DJ KOMORI等人気DJの他、☆Taku Takahashi(m-flo)、佐藤タイジ(シアターブルック)、blanc.(MONKEY MAJIKのvo. /メイナード・プラント)等豪華ゲスト参加が話題の新作とこれまでの歩みについて聞いた。 


■これまでの10年間を振り返ってみて、いかがですか?
Lori:あっという間でした(笑)。
Watusi: いろいろあったけど、、、楽しかったからここまで続いたんだろうね。

■4、5年程前からハウス寄りの作品を続けて発表していますが、そのきっかけは?
Watusi:デビュー当時は世界に向けて東京の音楽を発信したい一心だったんですよね。でも、ある時に「世界デビューよりも、今できることを楽しんでいけばいいんじゃないか?」と気持ちを切り替え、03年に制作したジャズ・アルバム『COLDFEET Presents Jazzfeet』が大きな転機となりました。古き良き時代のジャズのカバー集だったので、気軽に「じゃ、ライヴでもやってみる?」とブルーノートやDJ連中から呼ばれたクラブで演奏していくうちに「もっと皆を踊らせたい!」と思うようになったんです。
Lori: そう。あのジャズ・ツアーからオーディエンスとの距離感が縮まり、シンプルなダンス・ミュージックを目指すようになったと思う。

COLDFEET■そして、“10年間の集大成”ともいえる新作が現在ヒット中です。アルバム・コンセプトやテーマは?
Watusi: “BPM130”という4つ打ちのルール以外は「何でも自由にやってみよう」とLoriと話し合ったんです。テーマはこれまで出会ってきた周囲の人達への“感謝の気持ち”。だからこそ、旧友の☆Taku Takahashi (m-flo)やDAISHI (DANCE)等にゲスト参加をお願いしました。

■チーフ・パーサー役に扮した☆Taku Takahashiさん参加の1曲目「Intro To Ten」から、アルバム内には様々な“オトナの遊び心”が散りばめられていますね。もしかして、これはm-floからの“お返しゲスト参加”だったのでは?
Lori:そうなんです。m-floのデビュー盤では、私が(ロボ)フライト・アテンダント役でナレーション参加したので(笑)。
Watusi:彼らとはデビュー時が近かったこともあり、10年来の仲なんです。MCでVerbalじゃなくて、☆Takuが登場するっていうのが珍しいでしょ(笑)?

■ドラマティックな楽曲展開が印象的なリード・シングル「In the Middle of the Night」では、どんな心境を歌っているんでしょうか?
Lori:日中には「大したことないわ」って思っていても、夜になるとヒドく取りつかれて眠れない夜ってあるでしょ?「やっぱりあなたが欲しい」と揺れ動く気持ちを曲に託しました。
Watusi:制作秘話になりますが、プロモ・ビデオの衣装スタイリングも中島美嘉によるものです!

■PV制作にも友情参加があったんですね!この他、初のデュエット曲「Okay With Me」では、 70年代ディスコ調のビートにのせて、blanc. の甘く切ない歌声と凛としたLoriのヴォーカルの組み合わせが”女性が男性をナンパする”というユニークな歌詞にマッチしていますね。この曲で新境地を拓いたのでは?
Lori:この曲を書いていた最中にメイナード(=blanc.)からゲスト参加の承諾が出たんで、この曲なら楽しそうだなぁと思って、男女両者からの視点から歌ったデュエット曲に仕上げました。
Watusi:メイナードがMONKEY MAJIKで歌っている作品とは違うタイプの曲だから、さらに面白いと思ったんです。男勝りなLoriが優男風なメイナードを誘う感じの“逆転の発想”だからこそ、映えたんだろうね。 シャツのボタンを3つくらい開けてディスコに繰り出すメイナードが目に浮かぶでしょ(笑)?

■今回のアルバムは“肩の力の抜けた心地良さ”と“一筋縄ではいかないCOLDFEETの音楽的美学”が絶妙に溶け合っているのが最大の魅力だと思いますが、楽曲のインスピレーションは何処から?
Lori:例えば、「ラヴ・ソングを書くぞ!」と決めて書くのではなく、自然に頭に浮かんだ曲に歌詞をのせてワッちゃん(=Watusi)に渡します。料理みたいに、面白い素材を混ぜていく感じですね。
Watusi:僕は、Loriから送られてきたデモを繰り返し聴きながら得たインスピレーションを基に創り上げていくんです。COLDFEETが他の”シンガー&DJ/プロデューサー系ユニット”と違うのは、まずLori という“シンガーソングライターありき”な点かな。 デビュー当初は僕が制作したトラックにLoriが手掛ける歌詞とメロディをのせてたけど、ある時渡された曲を聴いたら、これが「恐れ入りました!」という出来で。

■Loriさんはいつ頃から自作曲を書くようになったんですか?
Lori: 8歳の頃からピアノを弾きながら始めました。琴奏者の母が持っていた2台のカセット・レコーダーを借りてきて、子供の頃から多重録音みたいなことをしていたんです(笑)。当時はディーヴォやトーマス・ドルビーをよく聴いていましたね。

■Watusiさんが影響を受けたアーティストは?
Watusi: 僕は小学生の時にマーク・ボランやデヴィッド・ボウイ等の70年代グラム・ロックに夢中になってギターを始め、13歳の頃にはベースに替えてバンドを結成しました。学校の先生からは「バッハくん」なんて呼ばれて(苦笑)。ハード・ロックやプログレからザ・バンドやリトル・フィート等のアメリカン・ロックやシンガーソングライター系も大好きだったし、高校時代はドクター・ジョンやアラン・トゥーサンからアル・グリーン等へと流れて、そこからブラック・ミュージックに傾倒して。その他、ビヨークやシャーデーからも影響を受けました。

■音楽以外で、最近おふたりが凝っていることはありますか?
Lori: 私は早寝早起き派なので、午前中から自宅でウェイト・トレーニングやキック・ボクシングのエクササイズをしています。 今一番凝っているのはロシアのケトルベル。ボーリング用のボールの上に取っ手がついている器具で、ウェイト・トレーニングに効果的なの (笑)。
Watusi:僕は以前ヨガに凝った時期もありましたが、現在は週4、5回のペースで約3.5キロほど近所の公園をジョギングしてます。

■新作に伴う全国ツアーも始まりましたが、最後に一言メッセージを。
Lori:ライヴは2009年3月6日(金)の代官山AIRまで続きますので、是非遊びに来て下さい!
Watusi:このアルバムを聴いた人に、それぞれの“心の中で感じる楽しさ”や“自分が楽しめる自分の踊りかた”を発見して貰えたら嬉しいですね!


(interview & text: Keiko Yuyama)
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