マシュー自身はこのニュー・アルバムのサウンドを、“パワー・ポップ・フォーク・ロック・サイケデリック・メロディック・シンガー・ソングライター・タイプ”と評している。まさにその言葉通り、揺らめくようなフォーク・ロック調のM3、9、11から感動的なバラード、M5、8、13、サイケデリックに疾走するM1、ヘヴィなM2、パワフルなM4、ザ・フー的なM6と、彼のキャリアを総ざらいしたかのようなヴァラエティに富んだ仕上がり！ これぞパワー・ポップのお手本アルバム！長年の付き合いとなるリチャード・ロイド（テレヴィジョン）、アイヴァン・ジュリアン（リチャード・ヘル＆ザ・ヴォイドイズ）、グレッグ・リース（ベック、ビル・フリーゼル等）、リック・メンク（ヴェルヴェット・クラッシュ）に加え、アルバム・タイトル曲のM7には06年にマシューとのデュオ・アルバムをリリースしているバングルズのスザンナ・ホフスが参加し、美しい歌声で花を添えている。
 マシュー・スウィート『サンシャイン・ライズ』
2008年10月22日／PVCP-8257／\2,415（税込）
01. Time Machine
02. Room To Rock
03. Byrdgirl
04. Flying
05. Feel Fear
06. Let's Love
07. Sunshine Lies
08. Pleasure Is Mine
09. Daisychain
10. Sunrise Eyes
11. Around You Now
12. Burn Through Love
13. Back Of My Mind
14. Badass
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誰もが知っている、少なくともジャケットは目にしたことがある91年の3rdアルバム、『ガールフレンド』で90年代パワー・ポップを代表するアーティストとなったマシュー・スウィート。近年は、デス・キャブ・フォー・キューティやファウンテンズ・オブ・ウェインといった若手バンドがマシュー・スウィートへのリスペクトを公言している。才能溢れるミュージシャンである彼は先ごろリリースされたフォーク・ロック・バンド、ブリッジズのデビュー・アルバム（ヴァーヴ／ユニバーサル）のプロデュースを務めている。さらに、来年、スザンナ・ホフスとのデュオ・アルバム第二弾リリース予定だ。ちなみに…マシュー・スウィートは腕にラムちゃんのタトゥーを入れていたり、PVで「コブラ」や「うる星やつら」のアニメを使用していたりと、日本オタクとしても有名なんですよ。
