奇跡のシンガーソングライター:アンドリュー・マクマホン率いるジャックス・マネキンの2ndアルバム『グラス・パッセンジャー』は間違いなく大きな感動を与えてくれる1枚。
美しいメロディー、そして、自らの魂を絞り出すかのようなエモーショナルなヴォーカル、それらをより効果的に演出する印象的なピアノ、すべてがマッチした時にマジックは起きる。そして何よりも素晴らしいのは苦難を乗り越えたアンドリューから発せられる、「生きること」に対して前向きなメッセージだ。1stアルバム『エヴリシング・イン・トランジット』完成直後、急性リンパ性白血病になったアンドリュー・マクマホン。一時は音楽活動を断念することも考えたという彼は、家族、恋人、友人の支えと協力により、見事に病気を克服し、奇跡的にミュージック・シーンに再び復帰したのだった。
アルバムのすべての曲が闘病体験からきた「生」をテーマにしたものではない。ただ目を見張るのはやはり、病魔=死という恐怖に打ち勝ち、今に至るアンドリューの前向きな人生観、そして生きることを諦めないことを歌った曲の数々だ。
ジャックス・マネキン
『グラス・パッセンジャー』
発売中/WPCR-13104/2,580YEN(税込)
01.クラッシン
02.スピニング
03.スウィム〜あきらめないで
04.アメリカン・ラヴ
05.ホワット・ゲッツ・ユー・オフ
06.スーサイド・ブロンド
07.アニー・ユーズ・ユア・テレスコープ
08.ブラッドショット
09.ドロップ・アウト/ザ・ソー・アンノウン
10.ハンマーズ・アンド・ストリングス(ララバイ)
11.僕の生きる証
12.オーファンズ
13.ケイヴス
14.ミス・カリフォルニア
15.ドリス・デイ ※ボーナストラック
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