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結成12年を迎え、なお新鮮な魅力を放つ最新作
“らしさ”と“驚き”溢れるサウンドを体感せよ!
フー・ファイターズの歴史において、ニルヴァーナとカート・コバーンの存在は切り離せない。1994年、カートが自らの生涯を終えたその日から、残されたニルヴァーナのメンバー、クリス・ノヴォセリック、そして今やフー・ファイターズのGt/Vo、デイヴ・グロールにとって試練の日々が続く。世界を本当に震撼させてしまったバンドの終焉。残された者に寄せる期待・関心は、決して自分達の味方ではない。まさに、カートを握り潰したものと同じ、巨大な手の中にいるようなことだったろう。
しかし、デイヴは一歩を踏み出す。95年、“フー・ファイターズ”としてほぼ1人で全パートのレコーディングを行い、デビュー・アルバム『フー・ファイターズ』を発表。これが全米での評価を得たとき、デイヴの心中はいかなるものだったのか。
その後メンバーを集い、99年には3rdアルバム『ゼア・イズ・ナッシング・レフト・トゥ・ルーズ』で、フー・ファイターズはバンドとしてのアイデンティティを示す。“失うものなど何も無い”と銘打たれたアルバムは、“元・ニルヴァーナ”からの解放、1つのバンドとしての確立でもあった。そして、4th『ワン・バイ・ワン』、5th『イン・ユア・オナー』の大ヒット。世界的な人気バンドへと成長する。
さて、5th以来アコースティック路線に傾倒気味の彼ら。約2年ぶりとなる今作『エコーズ、サイレンス、ペイシェンス・アンド・グレイス』でも、繊細で美しいアコースティック・サウンドを重視。とは言え、そこにはしっかり持ち前の激しい爆発的ハード&ラウド・ロック、そしてキャッチーなポップスの要素が融合し、絶妙なバランスを保っており、決してファンの期待を裏切ることはない。それは1曲目「ザ・プリテンダー」を耳にすれば、冒頭からパワー全開のハード・ロックに安心することだろう。結成12年を迎える今も、新しい自らの音楽に挑戦し続けるフー・ファイターズ。呪縛を断ち切り、オリジナルのバンドとしての自信を得た彼らは、これからも多彩な魅力を放ち続けるに違いない。今こそ、熱い期待を送りたい。 |
| ALBUM
INFORMATION |
『エコーズ、サイレンス、ペイシェンス・アンド・グレイス』
BVCP-21552 ¥2,548(税込)
BMG JAPAN 発売中
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