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『コントロール』 top 『コントロール』 top

STORY
伝説のシンガー、イアン・カーティスの儚い生涯を独特の映像美で描く『コントロール』
U2、デヴィッド・ボウイ、ビョークらを撮り続けた世界最高のフォトグラファー、アントン・コービン初監督映画。ニュー・オーダーの前身として今や伝説のバンド、ジョイ・ディヴィジョンのヴォーカリスト、イアン・カーティスが駆け抜けた短くも波乱の生涯を美しいモノクローム映像で描き出す。

『コントロール』1976年、セックス・ピストルズによる伝説的なマンチェスター初ライブ。レッサー・フリー・トレード・ホールに集まったのは僅か42名だったが、のちに“マッドチェスター・ムーヴメント”の旗手となる若き男たちが詰めかけた。インディーズ・レーベル、ファクトリーの創設者トニー・ウィルソンや天才プロデューサーのマーティン・ハネット、ザ・スミスのモリッシー、シンプリー・レッドのミック・ハックネル、スティッフ・キトゥンズのバーナード・サムナーとピーター・フック……。イングランド北東部の小さな町マックルズフィールドでデヴィッド・ボウイに憧れる高校生イアン・カーティス(サム・ライリー)も、その歴史的瞬間を体験していた。ギターもろくに弾けなかったが音楽の道に進む決意を抱いていた彼は、翌年、バーナード(ジェームズ・アンソニー・ピアソン)とピーター(ジョー・アンダーソン)のバンドに加入。バンド名の「ワルシャワ」は、ファクトリーと契約する頃には「ジョイ・ディヴィジョン」(ナチスドイツ時代の将校用慰安所)へと改名された。ヴォーカル兼ソングライターだったイアンは、低い独特の歌声と聴衆をどこか扇情するような歌詞と激しいステージ上のパフォーマンスで、“ポスト・パンク”を代表するカリスマになっていく。しかし一方で、イアンは原因不明の癲癇に苦しめられる。やがて彼は、一児をもうけた妻デボラ(サマンサ・モートン)と愛人アニーク(アレクサンドラ・マリア・ララ)との板ばさみに悩み、また、スターダムに上りつめる反面で漠然とした不安を抱え精神のバランスを欠いていく。自分自身を制御(コントロール)できずに行き場を失った彼が想いを馳せたのは、ロックスターを夢見ていた少年時代の日々だった……。

『コントロール』ジョイ・ディヴィジョンというバンドをご存知だろうか? 1978年に英マンチェスターで結成され、デビューから瞬く間に絶大な人気を博すも、1980年にヴォーカルのイアン・カーティスの自殺により、たった2年間の活動で解散。その後、残りのメンバーが結成したのが、ニュー・オーダーである。本作『コントロール』は、ロックシーンに多大な影響力を与え続ける伝説のバンド、ジョイ・ディヴィジョンの孤高の“メッセンジャー”、イアン・カーティスの短すぎた青春を描く作品だ。イアンの妻デボラが著した伝記「タッチング・フロム・ア・ディスタンス」が原作となっている。カリスマとして熱狂的な支持を受けるロックスターも、もともとはデヴィッド・ボウイやロキシー・ミュージックに憧れていた一人の少年にすぎなかった。沈滞する70年代イギリス社会の灰色の空の下、鬱屈とした歌詞と激情的な歌い方で若者たちに崇められたイアン。だが、その存在が大きくなればなるほど、夢とはかけ離れた現実の中で彼の心と体は蝕まれていく。1980年5月18日、イアンは23年の生涯に自ら終止符を打つ。ジョイ・ディヴィジョンが初の全米ツアーに旅立つ日の朝だった。本作は、あくまで“普通の人間”として、繊細で不器用だったイアンの内なる痛みを丁寧に描き出している。
『コントロール』監督は、U2、デヴィッド・ボウイ、ローリング・ストーンズ、ビョーク、ニルヴァーナほか、世界のミュージックシーンを揺り動かすアーティストを撮り続け、高い評価を得ているフォトグラファー&映像作家、アントン・コービン。ジョイ・ディヴィジョンのポートレートやPVを手がけイアンとも交友があったコービン監督が、独特の美しいモノクローム映像でフィルムのワンカットワンカットに、カリスマ・シンガーの知られざる哀哭と苦悩を切り取った。本作を、いわゆる“音楽映画”にはしたくなかったというコービン監督。イアンが疾走した儚くも力強い青春のドラマが、ストレートに胸を迫る。また、70年代当時(ジョイ・ディヴィジョンの映像や写真のほとんどはモノクロで、衣装も白黒系だった)の空気感をリアルにするために、全編モノクロにしたそうだ。主人公イアンを演じるのは、UKのインディーズバンド、10000 Thingsのヴォーカルで新人のサム・ライリー。イライジャ・ウッドらビッグネームの若手俳優を抑えて抜擢されたサムは、イアンの悩める魂を、プリズムのように千変万化する陰翳に富んだ表情と全身全霊を注いだ身振りで熱演。外見も驚くほど似ていて、まるで生き写しのよう。妻デボラには、2度オスカーにノミネートされた英国の名女優サマンサ・モートンが扮する。
本作は一言で言えば、実に美しい映画だ。観る者を惹きつけて離さない、静と動のコントラストの美しさ。他の誰でもなく、コービン監督にしか撮り得なかったと言えるだろう。そして、ジョイ・ディヴィジョンを世に送り出し、本作に共同プロデューサーとして貢献した後、昨年8月に他界したトニー・ウィルソンに哀悼と敬意を表したい。

★2007年カンヌ国際映画祭 カメラドール/スペシャル・メンション賞
★2007年英国インディペンデント映画賞 作品賞、監督賞、新人監督賞、新人俳優賞(サム・ライリー)、助演俳優賞(トビー・ケベル)
★2008年ロンドン映画批評家協会賞 英国作品賞、英国新人俳優賞(サム・ライリー)、英国新人フィルムメーカー賞(アントン・コービン)
ほか 映画賞多数受賞!!

『コントロール』『コントロール』
監督・プロデューサー:アントン・コービン
脚本:マット・グリーンハール
製作総指揮:イエン・カニング
プロデューサー:オライアン・ウィリアムズ
共同プロデューサー:デボラ・カーティス、トニー・ウィルソン
音楽監督:イアン・ニール
スペシャル・サンクス:ニュー・オーダー
原作:デボラ・カーティス「タッチング・フロム・ア・ディスタンス」(蒼氷社 刊)
出演:サム・ライリー、サマンサ・モートン、アレクサンドラ・マリア・ララ、ジョー・アンダーソン、ジェームズ・アンソニー・ピアソン、トビー・ケベル、クレイグ・パーキンソン ほか
配給:スタイルジャム
2008年3月15日より、シネマライズほか全国順次ロードショー!
公式サイトをチェック!http://control-movie.jp
MUSIC
70年代UKの音楽シーンを象徴するアーティストたちがイアン・カーティスの生涯に花を添える――。
『コントロール』オリジナル・サウンドトラック『コントロール』オリジナル・サウンドトラック
WPCR-12837/ワーナーミュージック・ジャパン/発売中/2,580円
ファクトリーの創設者トニー・ウィルソンが共同プロデューサーとして参加、昨年8月に死去した彼の遺作となった本作では、さらに、ニュー・オーダーが、亡きイアンへの想いを込め、全面サポートして楽曲を提供。ジョイ・ディヴィジョン時代のブートレグなライブ音源も使用されるなど、音楽面でも話題満載。また、セックス・ピストルズ、デヴィッド・ボウイ、ヴェルヴェット・アンダーグラウンド、イギー・ポップ、バズコックス、クラフトワークらの楽曲も、時代の空気を浮かび上がらせる。
ザ・キラーズによるジョイ・ディヴィジョンの名曲「シャドウプレイ」のカヴァー・ヴァージョン収録!

『コントロール』O.S.Tについて
http://wmg.jp/artist/control/WPCR000012837.html
ジョイ・ディヴィジョンについて
http://wmg.jp/artist/joydivision/
PRESENT

Present映画『コントロール』マスコミ用プレス(B5サイズ/P.30)を
抽選で5名様にプレゼント!

たくさんのご応募お待ちしております!!

提供:スタイルジャム

プレゼントの受付は終了しました!

応募締切: 2008年4月27日(日)受付分まで有効。
当選発表: 賞品の発送をもってかえさせていただきます。

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