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アーティストに歴史があるって素敵なこと。
珠玉のラブソングを綴り続ける柴田淳が初登場。シングル『ふたり』、DVD『しば漬け3』、そしてアルバム『親愛なる君へ』と、リリースが続く彼女に最新作のお話はもちろん、シンガー・ソングライターとして音楽と対峙する心境など、彼女の“素”の部分についても、たっぷりとトークをして頂きました。

■シングル「ふたり」の歌詞<神様 お願い二人を繋ぐ心ください>という歌詞に女心を強く感じました。順調なはずの恋愛をしているのに、これ以上お願いをするのか、と。詞と曲、どちらを先に作られるんですか?

柴田:曲が先ですね。そして、その上で、メロディーが持っている世界観を壊さないように歌詞を書いてゆきます。「こういう内容の詞を書こう」と思いながら書いたことはないですね。最近、歌詞に関しては、シンプルな言葉であればあるほど、メロディーにのせた時にきちんと伝わると感じるようになりました。そういう意味で、「ふたり」はすごくシンプルですが、何度聞いても飽きない作品になったと思います。

■なるほど。タイトルはどのタイミングでつけられるんですか?

柴田:一番最後ですね。「ふたり」に関しては、曲中に〈ふたりが〉って何度も出てくるので「ふたり」以外、考えられませんでした(笑)。

■そして、シングル「ふたり」と同時にリリースされたDVD『しば漬け3』についてもお伺いしたいのですが、“しば漬け”ってインパクトありますよね。

柴田:(笑)。“しば漬け”でしょ、B面集が“しば裏(芝浦)”で、コンサートは“しば公演(芝公園)”で、チケットは“しば券(柴犬)”。となると「次は何だろう?」って期待しちゃうんですけどね。

■ネーミングはご自分で?

柴田:確か“しば漬け”と“しば券”は私ですね。“しば公演”はファンの方がつけてくれました。

■DVD『しば漬け3』では、柴田さんが女優に初挑戦されたショートフィルム「HIROMI」が入ってますが演じてみていかがでした?

柴田:演技は下手ですが、柴田淳の役でしたから、居場所があって楽しかったなぁ。

■続いて、6月18日にリリースされる最新アルバム『親愛なる君へ』ですが、タイトルの由来は?

柴田:3つの意味があるんですが、まず、私のCDってプレゼントされることが多いと聞いているので、プレゼントしやすい様に(笑)。私の曲を愛してくださるファンの皆さんは柴田淳の世界にどっぷりと浸かっている方が多く、好きな音楽を誰かにプレゼントされることが多いみたいなんです。自分の好きな音楽をプレゼントしたい相手ってやっぱり、“親愛なる君”だと思うので、この名前にしました。2つめは、親愛なるファンひとりひとりに「どうぞよろしくお願いします」というメッセージを込めてます。最後に、私自身の事になるんですけど、自分が将来、この作品を聴いた時に“過去の私から、未来の私へ”と、私自身に向けての“君”という意味も含んでいます。

■アルバムの1曲目「カラフル」からは本当に前向きでキラキラとした印象を受けました。

柴田:もしや今、恋してます(笑)?

■えっ!? 唐突ですね(笑)。この曲を1曲目にしたのは?

柴田:それはもう、キラキラしたかったからです(笑)。最近この曲が好きで、うちの母と一緒に車の中で私のCDを聴いたりする時に、この曲の自分の声が好きで、心地良くて一緒に歌っちゃうんです。ちなみに、アルバムの中で最もポジティブな曲です。最近、“アーティストに歴史がある”って、格好良いことだなって思うんです。この先、何十年も歌い続けた時に、若い子が「今、柴田淳が気になって聴いているんだ、昔の人なんだけどね」とか「ポジティブにいきたいなら後期の柴田淳が良いよ」とか、私というアーティストの歴史の中で聴き分けて欲しいかも。そのために世の中に“柴田淳ブランド”を音楽で確立させたいし“柴田淳=失恋”といった様な方程式を浸透させたい、そんな歴史のあるアーティストを目指してます。

■なるほど。アルバムに収録されている「愛をする人」は映画「おろち」の主題歌にも決定されました。映画の主題歌になったのは初めてですか?

柴田:初めてです。映画は以前から憧れていて、映画館で「携帯の電源を切りましょう」とか上映前に流れますよね。そのタイミングでアーティストのビデオクリップが流れる映画館があって、それを見て「せめて音だけでも流れたらいいなぁ」って思っていた位でした。

■ということは、今までの“夢”がこの作品で叶うってことですね。

柴田:しかも、映画「おろち」の原作は小学校1年生のときに衝撃を受けた楳図かずおさん。以前にラジオ番組の「この人に会いたい」という企画で指名させて頂いたくらい憧れてて……、最高です。 

■最後に読者へメッセージをお願い致します。

柴田:人って会ってみないとわからないものですよね。もしかしたら、あなたのイメージしている柴田淳は柴田淳じゃないかもしれないから、曲を聴いたり、私の日記を読んだりして頂いて、私を知ってもらいたいです。おそらく、あなたが有線で「あの曲気になった」っていうのは多分、私の曲です(笑)。だから、次のアルバムを是非、聴いてくださいね。 

Interview&Text:水野春奈
RELEASE
柴田淳『親愛なる君へ』柴田淳『親愛なる君へ』 6月18日発売
VICL-62837 ¥3,045(税込)
ビクターエンタテインメント
01.カラフル
02.椿
03.愛をする人
04.メロディ
05.38.0℃〜piano solo〜
06.君へ
07.十数えて
08.ふたり
09.泣いていい日まで
10.小鳥と風

SINGLE In Stores Now!
柴田淳『ふたり』
VICL-36426 ¥1,155(税込)
ビクターエンタテインメント

DVD In Stores Now!
柴田淳『しば漬け3』
VIBL-427 ¥3,500(税込)
ビクターエンタテインメント

キャンシステム CHANNEL INFORMATION

ジャンル:J-POP
チャンネル:SD 302 / SAT 7 / CAN A-3
キャンシステム番組表サイト
PROFILE
柴田淳(しばたじゅん)
1976年、東京都に生まれる。幼少時よりピアノのレッスンを受け、高校時代に出会ったシングライクトーキングの「離れずに暖めて」で音を楽しむポップスに目覚める。2001年『ぼくの味方』でデビュー。透明感のある歌声、彼女独自の繊細な詞の世界観は多くのリスナーの心を掴んで離さず、2007年に行われた初のライブツアーのチケットは即日に完売した。シンガー・ソングライターとしての活動はもちろん、CHEMISTRYへの歌詞を提供、ニュース番組やドキュメンタリー番組でナレーションを担当するなど、音楽に留まらぬ活動を広げている。

公式サイト
http://www.shibatajun.com
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