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香西かおり(こうざい かおり)

NEW CAN MAGAZINE FEATURE
さまざまな賞を受賞し続け、年末の紅白歌合戦にも多数の出場を誇る香西かおり。
そんな彼女の新曲『風恋歌』とは……。

1988年5月に「雨酒場」にてデビュー以来、「流恋草」や「花挽歌」、「無言坂」など数多くの名曲を世に送り出し、日本有線大賞やレコード大賞などさまざまな賞を受賞。また、毎年大晦日に行われるNHKの紅白歌合戦にも多数の出演回数を誇るなど、日本の演歌界を代表する歌手の一人である香西かおり。彼女の歌うジャンルは演歌だけにはとどまらずポップスから民謡、歌謡曲までと幅広いが、類い稀なる歌唱力と卓越した表現力で着実にステップアップを続けながら彼女が歩みを進めるのは、やはり〈演歌の花道〉だ。ストロング・スタイルな魅力を宿した楽曲を次々と発表しながら幅広い世代から絶大な支持を獲得し、まさに〈演歌の花道〉の中央を堂々と歩く彼女が3月26日に待望の2008年第一弾シングル『風恋歌』を発売する。
香西かおり(こうざい かおり) 昨年、デビュー20周年を迎えた記念シングルをリリース。第一弾として発売された『き・ず・な』では、作詞・なかにし礼、作曲・筒美京平、編曲・船山基紀の御大3氏の手によって彼女の新たな一面を披露し、第二弾の『秋田ポンポン節』においては、その圧倒的な存在感を改めて示してくれた。そんな節目を経てリリースされる今回の作品は、通算30枚目のシングルとなる『風恋歌』。作詞に里村龍一、作曲は叶弦太のコンビによって楽曲が形作られ、そこに彼女の歌という〈命〉が加わり、楽曲を艶やかに、そして華やかに彩っている。また、1度や2度ではなく何度も繰り返し聴くことで曲の世界観や広がりが心の中に違和感なく入り込んでくる今作は、普段〈演歌〉に馴染みのうすい世代の人たちにも是非、聴いてもらいたい。実際、筆者自身も演歌には馴染みのうすい世代になるのだが、この「風恋歌」をじっくりと何度も繰り返し熟聴したことで、1度目より2度目、2度目より3度目というように、曲の世界観や詞の世界観が心へとより浸透していく。歌詞で登場する〈婆娑羅峠〉には出向いたこともないのに「こんな場所ではないか?」という情景が脳裏に浮かび、感情移入が自然と行われた。そしてなぜか、心の落ち着きや安心感を得ることができた。これが世界中で評価されている日本の心〈演歌〉なのだろう。もちろん既に〈演歌〉に馴染みのある経験豊富な世代の人たちにも、容易に受け入れられる作品であることも間違いない。結局のところ、〈演歌〉に、さらには香西かおりという一人のアーティストに惚れ込める作品なのである。
話はリード・トラックの「風恋歌」に偏りがちになってしまうが、忘れてはならないのがカップリングとして収録されている、「倉敷ひとり雨」である。この楽曲も、演歌特有の情景が見事に描かれており、目を閉じれば作品の舞台となっている情景が浮かんでくる。日本の心を歌っている〈演歌〉いや、香西かおりの〈艶歌〉ならではの納得の完成度である。
CDという1枚のメディアを通して一つの素晴らしい叙情的な物語が描かれている今回の作品は、すべての人にゆっくりと時間をかけて聴いて欲しい。それだけで、ここに書かれている文章に間違いがないことを実感して頂けるのではないかと思う。この作品を通して、香西かおりというア?ティストの素晴らしさを再確認して頂きたいと強く思う。
さて、こちらでいろいろと書かせていただいがが、やはり香西かおりさん自身から今回の『風恋歌』についてさまざまなことを聞いてみたいと強く思ってしまった。よって次号ではご本人に登場して頂き、アーティスト・香西かおりさんに、今作についてじっくりと語ってもらおうと思う。それまでに、今回の『風恋歌』をしっかり聞き込んで次号の発行をお待ち頂きたい。
最後になってしまうが、今回の作品を通して改めて〈演歌〉に素晴らしいものを教えられ、音楽の奥の深さや楽しさを実感することができた。是非、みなさんにもこの気持ちを味わって楽しんでもらいたい。まずは、今作をしっかりチェックして欲しい。
TEXT:KOBE
RELEASE
『風恋歌』『風恋歌』
UPCH-80068(CD)
UPSH-80068(カセット)
\1,100(税込) NAYUTAWAVE RECORDS
発売中
PROFILE
香西かおり(こうざい かおり)
1988年「雨酒場」でデビュー、レコード大賞新人賞を獲得。その後も1991年に「流恋草」で日本有線大賞受賞、1992年に「花挽歌」で日本歌謡大賞を受賞、1993年に「無言坂」で日本レコード大賞受賞などをはじめ、膨大な数の賞を受賞し、実力派演歌歌手として不動の地位を確立。昨年にはデビュー20周年を迎え、より円熟味の増した魅力を余すところなく発揮した作品を意欲的にリリースしている。
http://www.universal-music.co.jp/kozai
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