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My Little Lover My Little Lover

小林武史プロデュース 3ヵ月連続リリース決定
2006年からAKKOのソロ・プロジェクトとしてリスタートし、CDリリースや全国ツアーなど積極的に活動を続けるMy Little Lover。3月から小林武史プロデュースよる三部作を3ヵ月連続リリースすることが決定した。ソロ・プロジェクトに移行してからは作詞も手掛けるようになったAKKOが紡ぐ世界観の魅力と、その一方でデビュー当時から変わることのない軽やかなポップ感の魅力。最新作で、ぜひ同時に味わってほしい。

1995年『Man&Woman/My Painting』でデビューするや否や、誰もが知っているポップ・アーティストとして圧倒的な存在感を放ってきたMy Little Lover。2006年にakkoのソロ・プロジェクトに形を変えて再始動を果たし、『り・ぼん』『あふれる』『dreamy success』といったシングルとアルバム『akko』をリリース。昨年には全国ツアーも行い、好調に活動を続けている中、小林武史プロデュースによるCDを3ヵ月連続リリースすることが決定した。
 三部作第1弾となる『ラビリンス』はモノクロームの風景を想起させるような、どことなくなつかしいような気持ちになるピアノ・ソロで始まる優しいミディアム・ナンバー。頭の中でぐるぐると堂々巡りするネガティブな気持ち〈ココロのラビリンス〉に迷い込みながらも、答えは全て自分のココロ中にあることに気づき、自分の足元を照らす光を知る。ちょっと前を向いて歩いてみようかなと楽な気分で思えるような、構えのないポジティブで幕を閉じる温かい曲だ。
 耳に残る印象的なメロディ。それでいて、覚えやすく身近に寄り添うようなメロディ。そのずば抜けた親しみやすさが、My Little Loverをデビュー直後から一気にポップ・シーンのトップへと駆け上がらせた最大の要因ではないだろうか。すぐに覚えて、ふとした拍子に口ずさんでいる。気軽に口ずさめる音楽は、日常に自然と溶け込んでいく。そして、いつまでも忘れない。筆者自身、カラオケに行くとMy Little Loverの楽曲を歌うことがよくあるのだが、リリースからゆうに10年以上経っているものでもフルコーラスしっかり覚えていることに毎度驚かされる。流れるように歌が口をついて出るのだ。これほど記憶に残り、いつまでも飽きることなく楽しめるポップ・ミュージックを、私は他に知らない。
 あらゆる題材をものの見事にポップへと昇華できる歌声こそが、誰にも真似のできない唯一無二のAkkoの魅力だろう。2006年12月にリリースされたアルバム『akko』からAKKO自身が全曲作詞を手掛けるようになったそうだが、たとえばそのアルバムに収録されている「recall」。これは、子どもを持つ母の視点から〈教育問題解決〉を願い、それをテーマに作詞に取り組んだという。しかし、実際に楽曲を聴いてみると、〈教育問題解決〉という固い字面のイメージなど浮かびようのない、実に柔らかく温もりあふれる感触の楽曲に仕上がっている。このような社会問題をシリアスに歌うことをせず、あくまで軽快な音にメッセージをのせたことで、彼女の輝きがよりはっきりと浮かび上がっている。
 My Little Loverポップを貫くという点において、My Little Loverはデビュー当時から全くブレがなく、またそのスタンスは年を追うごとに確固たるものになっているのではないだろうか。それは、My Little LoverがAKKOのソロ・プロジェクトに移行したことによって、彼女のパーソナリティがより色濃く楽曲に反映されるようになったことが少なからず影響しているに違いない。「これからMy Little Loverの世界を作っていくのは自分自身」という自覚から、自分のパーソナリティをその世界に直結させ、自分の持ち味を見極め、最大限に活かした。結果、彼女が元から持っていた〈ポップ感〉がより際立った。切実な問題をただ重く憂うのではなく、明るい未来への願いをメッセージとしてのせる。あくまでポップに、軽やかなステップで。彼女の持って生まれた明るさからこぼれだす希望の粒子のきらめきに、「自分もできることからやってみようかな」なんて背中を押されるリスナーも少なくないはずだ。そういった意味で彼女の歌は、人々の日常をささやかに変化させうる魔法をも秘めている。
 また、物事の深刻さを受け入れた上でなおポップであり続けるのは、ある種の逞しさを持ち合わせている者だからこそ成しえることだろう。逞しく大きな器に、さまざまな手法で料理されたポップを盛り付ける。その器は「もし辛い毎日が続いていても、そんな日々にもちょっとした隙間に楽しいことがあるはず」と考えられる持ち前の〈前向きさ〉であったり、大切にすべき全てのものをやさしく包み込める〈母性〉であったり、いずれにせよやはり彼女自身のパーソナリティそのものである。
 3月12日リリースのシングル『ラビリンス』に続き、三部作第2弾として4月9日にシングル『イニシャル』、第3弾として5月1日にオリジナル・フルアルバムがリリースされる。「ラビリンス」=現在、「イニシャル」=過去、「アイデンティティー」(アルバム収録曲)=未来、といったストーリー展開により、PVも連動した内容となっているとのこと。この三部作で、細部まで丁寧に作りこんだ彼女の世界観を、ぜひ思いきり楽しんでほしい。
Text:小山恵子
RELEASE
『ラビリンス』『ラビリンス』
◆CD+DVD
AVCD-31389/B \1,890(税込)
◆CD
AVCD-31390 \1,050(税込)
エイベックス 3月12日発売
【CD収録】
1.ラビリンス
2.sunday morning
3.ラビリンス(Instrumental)
4. sunday morning(Instrumental)
【DVD収録】
ラビリンス music clip
LIVE
アルバムの発売日&My Little Loverデビュー記念日に一夜限りのアニバーサリー・ライブを開催!!

「My Little Lover anniversary live」
5月1日(木)渋谷C.C.Lemonホール

 

PROFILE
My Little Lover
数々の大物アーティストのプロデュースを手掛ける小林武史が、自らのソング・ライティングを展開する場として、My Little Loverを結成。歌声の透明性が高く評価されたakkoがボーカルに起用され、1995年『Man&Woman/My Painting』でデビュー。その後、サード・シングル『Hello,Again〜昔からある場所〜』、ファースト・アルバム『evergreen』がミリオンセールスを記録。その後も、ポップを軸に多彩なテイストの楽曲をリリースしてきたが、2004年からしばしの活動休止。2006年に再始動を果たしたタイミングで、My Little Loverはakkoのソロ・プロジェクトに移行。
http://www.mylittlelover.jp
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