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Water Water

ユニット名は“Water(=水)”。その名が示すように、水のようにピュアで濁りのない、透き通った声で聴く者を幸福感で包み込む。Waterの4枚目となるシングルは、1992年にリリースされ、爆発的なヒットを記録した稲垣潤一の「クリスマスキャロルの頃には」のカバー・ソング。今回はヴォーカリスト・小林理恵子に、楽曲についての聴きどころ、アーティストとしての今後の意気込みなどについて語ってもらった。
冬の贈りものとして、日本のファンに愛をプレゼントしたい
■Waterって、非常にインパクトのあるお名前ですね。

小林:水が持つ透明感みたいなものを大事にしていきたいといつも思っているので、そういう理由でWaterという名前を付けました。

■なるほど。小林さんにとっての音楽との出会い、歌手になろうと決心したきっかけは?

小林:小さな頃から、いろんなアーティストの曲を聴いていたんですけど、そうしているうちに私自身も“歌うことで、感動や何かを伝えられたらいいな”って気持ちになってきたんです。確か小学生の頃かな……、それが原点ですね。

■どのような曲を聴かれて、歌おうと決心されたのですか?

小林:歌詞がストレートであったり、聴いていて、すごく真っ直ぐに伝わるような曲が好きだったので、自分自身もそういう曲を歌っていきたいな、と思ってます。

■11月14日にリリースされた新曲「クリスマスキャロルの頃には」。この曲は日本を代表するクリスマスの名曲ですよね。当時は幼かったと思うのですが、稲垣潤一さんのオリジナルはご存知でしたか?

小林:もちろん。当時、ドラマ(※)も見てましたし、いい曲だなぁ、と思ってCDも買いましたね。

■その曲を自分で歌うことになるとは……。

小林:思わなかったです(笑)。大好きな曲だったので、率直に「すごく嬉しい」っていう気持ちと、その半面「私が歌っていいのかな?」っていう気持ちになりました。名曲のカバーに挑戦ということで、「自分のものにするには、どうやって歌うべきか」と、すごく悩みましたね。本当にいろんな気持ちが自分の中で交錯する感じで。でも今は、私なりの「クリスマスキャロルの頃には」を皆さんに聴いていただければ、と思っています。

■実際、歌われて曲の印象って変わりましたか?

小林:そうですね。詞の内容が“悲しい”ということは知っていたのですが、自分で歌ってみて改めて、その奥深さを実感しました。サビの部分はもちろん印象的なんですけど、そこに至るまでの歌詞に共感しましたね。「ああ、わかる!」みたいな(笑)。

■聴かせていただいて、何かを包みこむような、女性ならではのほんわかとした、温かさやぬくもりが伝わってきました。レコーディングはいかがでした?

小林:私なりの透明感を大事にしながら感情を入れて歌うことを心がけて、スムーズに進みました。レコーディング・ブースを真っ暗にして、他のことは考えないように、自分の世界に入って……。

■真っ暗に?

小林:中には靴を脱いだりする方や、「部屋着じゃん、それ(笑)」みたいな、ラフな服装でレコーディングする方もいますけど、私は暗いと集中できるんです。とにかく、自分にとってベストな環境を作って、歌入れに臨みました。何度も繰り返される<クリスマスキャロルが流れる頃には>というフレーズは、最初も最後も歌詞は同じですけど、全部違う気持ちで歌ったほうがいいな、って自分なりに考えて歌いました。

■新曲はライブで披露されたんですか?

小林:ストリート・ライブでは歌っています。足を止めて、聴き入ってくださる方が多いですね。街並みがクリスマスの雰囲気になっている、というのもあると思うんですけど。

■ストリートって、アーティストとお客さんが物凄く身近な存在になれる場所ですよね。

小林:そうですね、お客さんの反応は確かに分かりやすいですね。これからもストリート・ライブはもちろん、室内でのライブも定期的に行っていきたいです。

■いろいろな形でのライブ、楽しみにしています。では、曲名にちなんだ質問になるのですが、小林さんにとっての理想のクリスマスの過ごし方は?

小林:ライブです(笑)。今年もライブをする予定で、クリスマスの曲を歌うのであれば、絶対にクリスマスはライブをしよう、って決めてるんです。

■お客さんにとって、まさに“Waterからのクリスマス・プレゼント”になりますね。

小林:そうですね。クリスマスに、このカバー曲が歌えることが本当に嬉しいです!

■今後、どういうふうに活動を広げていきたいですか?

小林:今は、室内もストリート・ライブも都内が中心なので、今後は全国で歌えたらいいな、と思っています。そして、詞を自分で書いて、自分なりの世界観を出すことで、皆さんに共感してもらえるようなアーティストになりたいです。

■では、最後に読者に向けて、メッセージをお願いします。

小林:この曲は、おそらく多くの皆さんが耳にしたことがあるクリスマス・ソングだと思うので、すでに曲を知っている方には、当時の思い出を振り返ってもらいたいですね。逆に、この曲を今回、初めて知ったという方には、こういうクリスマス・ソングの存在を知ってもらって、それぞれの幸せなクリスマスを過ごしてほしいなと思います。
Interview&text:水野春奈

※ドラマ…稲垣潤一の「クリスマスキャロルの頃には」は、1992年10月〜12月にTBS系列で放送されたドラマ「ホームワーク」(主演:唐沢寿明・清水美砂)の主題歌となり、ミリオンセラーを記録した。(※)ドラマ…稲垣潤一の「クリスマスキャロルの頃には」は、1992年10月〜12月にTBS系列で放送されたドラマ「ホームワーク」(主演:唐沢寿明・清水美砂)の主題歌となり、ミリオンセラーを記録した。
RELEASE
『クリスマスキャロルの頃には』
SNR‐7023 ¥1,000(税込)
South to North Records 発売中

1.クリスマスキャロルの頃には
2.さよならのStory
3.目を閉じればあの頃のように
4.クリスマスキャロルの頃には(Instrumental)
PROFILE
Water(うぉーたー)
水のようにピュアな歌声を持つヴォーカリスト、小林理恵子を中心としたユニット。2004年12月にドリーミュージックより「好きで好きで」でデビュー。セカンド・シングルの「コトバにできない想い」は、テレビ東京系列で放送された特撮ヒーロードラマ「幻星神ジャスティライザー」のエンディングテーマに抜擢される。2007年現在、所属するSouth to North Recordsに移籍し、3枚目となるシングル「サクラ」をリリースした。新宿などでのストリート・ライブも積極的に行うなど、今後、さらなる活躍が期待されるユニットである。
http://www.water.net
http://www.south-to-north.net
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