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豚骨ピストンズ

豚骨ピストンズ 豚骨ピストンズ

今年3月のメジャー・デビュー・シングル「よかろうもん」のヒットを皮切りに、7月に九州限定インディーズ・シングル「とりあえず生」、そしてこのたびセカンド・シングル「好いとうばい/メリクリアケオメ」(両A面)をリリースした豚骨ピストンズ。70年代以降、博多を中心に一世風靡した“めんたいロック”の精神を受け継ぐ、博多出身4ピース・ロック・バンドだ。彼らの提唱する“豚骨ロック”は、まず九州で絶大な支持を獲得。そして今、全国へと波及している! ただの青春パンクとはひと味もふた味も異なる“豚骨ロック”について、豚兄(Vo/写真右中)はこう説明する。

「豚骨ロックは、九州的な魂でやっているかどうか以外はノージャンル、ノールール。ロックだけでなく、ヒップホップでも何でも豚骨臭い(九州らしい)感じがあれば良しっていう精神的なもの。豚骨は九州共通! 九州のいい音楽を全国に堂々と出していこうよ! っていう想いですね」

 めんたいロックを子守唄のように聴き、愛してきた彼らの音楽的アイデンティティが博多弁による、小難しいこと抜きのストレートでポジティブなロックを生み出した。デビュー作で連呼されるフレーズの〈〜でもよかろうもん〉は、標準語にすれば“〜でもいいじゃない”となるが、博多弁だからこそリズミカルで、ニュアンスが温かくポジティブな表現が際立っている。かといって、嘘臭さはなく、言葉が素直に染み入ってくるのは不思議なところ。爆音によるアッパー・チューンながらに刺々しさを感じさせず、残るのは悩みがひとつ消えたときのような安心感と爽快感。だからこそ若い層だけでなく、幼児からご年配の方まで(!)が豚骨ピストンズのライブに顔を出すのだろう。

「福岡の幼稚園なんですけど、僕らの曲で振り付けまで作って、お遊戯会の踊りにしてるらしいんですよ! この間のライブで、そこの父兄の方に動画を見せてもらいました。そういうの一番嬉しいです」


 そんな彼等の新曲「好いとうばい/メリクリアケオメ」では、これまでの爆音から一転してバラードに挑戦している。

「“好いとうばい”には、僕が事故で入院した時の“やりたいことも叶えられずに死んでたのかもな”っていう想いがあります。じゃあ、好きな子にもちゃんと告白しなきゃ、と。退院後、デートに誘って想いを伝えようとしたんですが、言えずにバイバイしてしまって……。だから、そんな情けない自分にバイバイして、気持ちをハッキリ伝えようよ! っていう想いが込もった自信作です」

 一方、「メリクリアケオメ」もまた豚骨ピストンズ初のクリスマス・ソング、と思いきや、クリスマスを飛び越えて正月までもがテーマ。彼ららしい、豚骨臭いウィンター・アンセムに仕上がったとのこと。
 豚骨ロックの精神同様、彼ら自身もまたノールール、ノージャンル。貪欲なチャレンジ精神と幅広い受容性が、彼らを更なる成長に導くこと間違いなし。冷えた心にダイレクトで届く、アツくて温かい豚骨ロック。今から早速、聴いてみたら“よかろうもん”!
Interview & Text:NCM編集部
RELEASE
『好いとうばい/メリクリアケオメ』『好いとうばい/メリクリアケオメ』
HKCN-50056 \1,050(税込)
hachama 発売中

http://www.tonkotsu-pistons.tv
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