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シン・スンフン

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韓国では現在も絶大な人気を誇り、その甘い歌声と切ないメロディーで、最近では日本の女性たちを着々と魅了している“バラードの皇帝”シン・スンフンが、エイベックス移籍第一弾となるミニ・アルバム『Shin Seung Hun Winter Special 愛という贈りもの』をリリースする。今回、彼が日本のファンへ向けて贈るのは、ロマンチックな冬の雰囲気を存分に感じられるバラード集。彼が日本のファンへ放つ、一足早いクリスマスプレゼントには、愛と感謝の気持ちが込められていた。
冬の贈りものとして、日本のファンに愛をプレゼントしたい
■今回のアルバムを作るにあたって、意識されたことはありますか?

シン・スンフン:冬の雰囲気を出すために、一曲一曲に気を使って作りました。そして『愛という贈りもの』というタイトル通り、「冬の贈りものとして愛をプレゼントする」という、日本のファンのために作ったアルバムです。

■日本のファンはすごく喜ぶと思います。1曲目の「Song For You」は、初めて日本用に作られた曲ということなんですが、どのようなところを意識して作られましたか?

シン・スンフン:日本のファンへの、感謝の気持ちを込めて書きました。特に、今年の3月の公演ではチケットが完売になったので、その「ありがとう」の気持ちを伝えたくて。「Song For You」の“You”とは、日本のファンのことを意味してます。

■切ないメロディーが胸に響きました。もともと、切ない曲を作るのは得意なんですよね?

シン・スンフン:というより、もともと僕の中に“切なくて悲しい気持ち”があるんだと思うんです。僕が中学生のときから好きな、キム ソウォルという詩人がいるんですけど、彼の詩の思想が“悲しいけど泣きはしない”なんで、それが自然と気持ちの中に入っているんじゃないかな。

シン・スンフン ■なるほど。では2曲目の「Christmas Miracle (Japanese Version)」は、日本語で歌うことで新しい発見をされたり?

シン・スンフン:もともと韓国で歌ってた曲なので、日本語だと「合わないんじゃないか」と思ったんですよ。でも実際歌ってみたら、意外と自分の声と合ってるし、違和感がなかったですね。

■本当に違和感がなくて、日本語もお上手だと思いました。3曲目「Have Yourself〜」は、倉本裕基(※)さんとコラボレーションされたということですが、どういったいきさつで?

シン・スンフン:もともと親しくて、お互いのコンサートにゲスト出演し合うくらいの仲だったんですね。それで二人でワインバーで酒を飲んでたとき、たまたまそこにピアノがあったので、ピアノを弾きながら歌ってたんです。そしたら、その場にいた人たちが喜んで拍手してくれて、「こんなに盛り上がるんだったら、もっと多くの人に聴いてもらいたい」と思ったので、そのときの雰囲気を残しつつ、レコーディングしました。

■ご一緒されて、いかがでしたか?

シン・スンフン:倉本さんはとてもいい人だし、お年も召しているんですけど、すばらしい感性を持っているので、会う前からファンだったんですよ。だから一緒にできて嬉しいです。

■4曲目の「さよなら」は、オフコースのカバー曲ですが、この曲にしようと思った理由はあるんですか?

シン・スンフン:コンサートのときに、日本の曲を歌ってみたかったんですよ。オフコースは中学生の頃から聴いてて、その頃から小田和正さんのファンだったので、「さよなら」に決めました。あと、3月の公演のときに小田さんからお花をプレゼントしていただいたのが嬉しかったので、この場を借りて感謝の気持ちを伝えられれば、と。

■自分の歌に変えるという部分で、ポイントとなった部分はありますか?

シン・スンフン:原曲が「本当に28年前に作ったの?」っていうくらい、よくできているので、ストリングスを要所要所に入れて、曲の雰囲気を残しながらも、自分の味を入れるのがポイントになりました。

■カバーというより、もうシン・スンフンの作品としての「さよなら」が完成してますよね。

シン・スンフン:ありがとうございます。

■5曲目は「Christmas Miracle」の韓国語バージョンですが、2曲目と5曲目にそれぞれ日本語、韓国語バージョンを入れたのは、日本のファンにも韓国語の歌を聴いてもらいたいという意味で?

シン・スンフン:韓国に関心がある人たちにはぴったりだし、韓国語で聴かせてあげたいという気持ちはもちろんありました。日本語でふりがなもつけているので、それを見ながら一緒に歌ってほしいなと。♪コリエン プルピッドゥリ〜♪ってね(笑)。そうすると、韓国語の勉強にもなるし。

■コンサートでは、みんなで一緒に歌いたいという感じで?

シン・スンフン:もちろん。

■日本のファンと韓国のファンとの違いはありますか?

シン・スンフン:表現の差はあるけど、心はみんな同じですよね。でも日本のファンの皆さんは、少し恥ずかしがりやなんじゃないかな。韓国だと「オッパー!」ってすぐ反応が出て、積極的なんだけど、日本のファンは恥ずかしがりながらもちゃんと応援してくれる。どちらも大切なファンです。

■シンさんの理想のクリスマスの過ごし方はありますか?

シン・スンフン:理想のクリスマスというものを、今まで味わったことがないから、クリスマスにコンサートをやります。というのは冗談で(笑)、自分が誰かを愛してて、誰かに愛されているっていう気持ちを少しでも感じられれば、それが一番理想的なんじゃないですかね。

■最後に読者にひとことお願いします。

シン・スンフン:もっと努力して、皆さんに関心を持っていただけるようにがんばります。パッと見て、「ああ、韓国の歌手か」じゃなくて、「これ、シン・スンフンだよね?」「シン・スンフン、結構頑張ってるよね」と、思ってもらえるように。曲を聴いて支えてください。
Interview&text:新井洙香 通訳:温榮鎬

※倉本裕基……作編曲家、ピアニスト。1986年に『愁湖』でデビューし、韓国ドラマ「冬のソナタ」の挿入歌「霧のレイクルイーズ」を筆頭に、数々のテレビドラマ音楽を手がけるなど、幅広く活躍中。2004年レコード大賞特別賞受賞。
RELEASE
『Shin Seung Hun Winter Special 愛という贈りもの』『Shin Seung Hun Winter Special 愛という贈りもの』
◆初回受注限定生産盤(CD+DVD)
AVCD-23428/B \2,800(税込)
◆通常盤(CD)
AVCD-23429 ¥2,100(税込)
avex trax 12月5日発売

01.Song For You
02.Christmas Miracle(Japanese Version)
03.Have Yourself A Merry Little Christmas+When You Wish Upon A Star
04.さよなら
05.Christmas Miracle(Korean Version)
PROFILE
シン・スンフン
1968年3月21日生まれ。1990年、アルバム『微笑みに映った君』でデビューし、いきなりのミリオン・ヒットを記録。その後も、アルバム8枚連続ミリオン・セール、韓国の音楽ヒットチャートで14週連続1位を獲得し、ギネスブックに登録される、通産1400万枚以上のセールスを記録するなど、爆発的な人気を誇る韓国人シンガー・ソングライター。日本では2005年、映画「猟奇的な彼女」の主題歌にもなった「I Believe」でデビューし、2007年、エイベックスに移籍。
公式サイト
http://www.shinseunghun.com
http://www.shinseunghun.jp
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