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the guitar plus me

無限の才能から放たれる瑞々しき魔法のメロディー
ネオ・アコースティック・ポップスの最新型がここに完成!
INTERVIEW
the guitar plus meそのプロジェクト名通り、ギターと歌を基調としながら、ズバ抜けたメロディーセンスと発想力で、弾き語りの枠を飛び越えたサウンドを生み出しているシオザワヨウイチによるソロ・ユニット、the guitar plus me。これまでの彼の作品といえば、少なからぬ皮肉を込めた――前作『ZOO』では遠回しにヒルズ族や違法建築を風刺した歌もあった――ものも多かったが、10月19日に発売される最新作は、7年目通算7作目7曲入りで『777』という実にストレートなタイトル。

「前作はコンセプチュアルな、統一感のある作品だったので、今回はその反動でもっと好き勝手な作品にしようと思いました。7枚目なので、最初はただ『7』というタイトルにしようと思ったのですが、7年目だったので、どうせならと7曲入りにして、勢いよく『777』にしてみました(笑)」

 しかしタイトルはストレートでありながらも、その多才ぶりには目を見張るものがある。アコースティック・ギターとヴォーカルの瑞々しい響きを前面に押し出した“らしい”曲もあれば、10分を越えるエレクトロ大作もあり、さらにNHK教育テレビでも放送されている海外ドラマ「フルハウス」の主題歌「everywhere you look」のカバー(これがまた秀逸!)も披露するなど、まるでサウンドトラックのように、様々なシーンを想起させてくれる。

「(カバーした「everywhere you look」は)ちょうど再放送しているのをまた見て“やっぱいい曲だなぁ〜”と思って、いきなりコピーしてみたり。その影響もあって、全体的にいい意味で80sっぽいポジティブな感じというか、無邪気な感じが出ていると思います。でも、狙ったわけではなくて、自分が聴きたい曲をとにかく作って詰め込んだらこうなったという感じですね」

 さらに驚くべきは、音響的な部分での完成度を高めつつも、まったく色褪せないメロディー。至る所で胸をドキッとさせてくれるそれはもはや魔法。ソングライターとして、コンポーザーとして、そしてシンガーとして、あらゆる要素で非凡なる才能を発揮する彼は、一体この先どこへ向かうのだろうか?

「聴くごとにイメージが変わるような、深いものを作りたいですね。でも、メロディーが良くて聴きやすいことが絶対条件です」

 ギターと歌というありふれた道具を使用しながらも、これほど新鮮な響きを生み出す彼は、ポップスという音楽にはまだまだ可能性があるということを自らの作品で証明している。この傑作に対して、ヒダカトオル(BEAT CRUSADERS)、ホリエアツシ(ストレイテナー)、Akeboshi、中津川吾郎(COMEBACK MY DAUGHTERS)といったアーティストも続々と推薦文(内容は上記オフィシャル・サイトにて)を寄せるなど、既にミュージシャン界隈からの評価も絶大。the guitar plus meが生み出す圧倒的なファンタジーが、『777』のタイトル通りフィーバーを遂げる日も近いかもしれない。
Interview & Text:タナカヒロシ
RELEASE
the guitar plus me 『777』the guitar plus me 『777』
CXCA-1217 ¥2,100(税込)
MIDI Creative 10月19日発売

http://www.theguitarplusme.com
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