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今までもこれからも音楽と世界を旅しよう!
INTERVIEW
昨年夏、3ピース・バンドであった鴨川はメンバーの卒業により目崎氏によるソロ・プロジェクトとなって新たなスタートをきった。1人になったからこそ可能になった型にはまらないフリーダムな活動領域が話題を呼び、遂にニュー・アルバム『鴨旅』がリリースとなった。今作は爽快なロック・ナンバーを基本としたうえで、今までの鴨川にはなかった多彩な音楽性が存分に展開された内容となっている。膨張し続ける鴨川の世界観と可能性をいち早くみなさんの目と耳でチェックしていただきたい。これから先もずっと、鴨川の旅は果てしなく続いてゆく。
■ニュー・アルバム『鴨旅』についてお聞きしたいのですが、アルバム制作はいつ頃から始まったのでしょうか?
目崎:去年の9月くらいから曲は作っていて、それで去年の10月から2月くらいまでの間でプリプロやレコーディングをやった感じですね。
■去年の夏にツグさんとNさんが卒業して、今回1人で臨んだ制作活動ですが戸惑いなどはありませんでしたか?
目崎:戸惑いは全然なかったですね。1人でやるのなら自由にやろうかなって。だから自分の世界観を出すためにも以前までの3ピースっていう枠は外したかったですね。
■レコーディングはどこで行われたんですか?
目崎:今回は東京と京都でレコーディングして、それぞれ関わる人もチームも変えてやったんです。だから“この曲は東京”“これは京都”って感じで作っていきましたね。
■そうなると作業が大変そうですね。
目崎:そのへんは逆にうまくできたなっていう。だからそんな大変ってこともなかったですね。
■むしろ分かれていて良かったってことですね。
目崎:そうですね!今回初めてプロデューサーと一緒に作ったんですよ。プロデューサーは清水さん(※)にやってもらったんですけど、すごく勉強になったし、自分の良さも引き出せたところもあって、すごいフィットしましたね。
■初のプロデューサーとの共同作業で変わった点などはありましたか?
目崎:3ピースだった頃は自分でアレンジも全部やってたんですけど、その時に比べたらスムーズに作れたっていうところが良かったですね。デモの段階ですごく作り込んだっていうのもあって、レコーディングに入ったら、あとはそれを再現するだけっていう感じでしたね。バンド部分はバンドの友達を呼んだりして京都のほうで作りました。そういうところはセルフプロデュースって感じでやりましたね。
■じゃあ今回のアルバムは今までのものと新しいものが表現できていると。
目崎:そうですね。出せていると思います。今回のアルバムのテーマっていうのが音と人で繋ぐっていうことなんで、そのへんもばっちりイメージが出せてると思いますね。
■イメージを形にする際、気を遣ったことはありますか?
目崎:今回はやりやすい環境でやらせてもらおうと思いました。それで周りのスタッフも気を遣ってくれて。だから自分が調子悪いなって思った時にそのことを無理なく言えたし、のってる時のテイクはちゃんと録っていてくれたりとかして。そのおかげで今回はチームとしてすごい良かったし、いろんな意味でリラックスして録れましたね。
■そのこともあってか、今回のアルバムを聴かせていただいて、人の温かさをテーマにした楽曲が多いなって思いました。
目崎:今の世の中って、日本人が昔から大事にしていた〈情〉だとか〈義〉っていういいところだけではやっていけなくなっている気がするんです。そういうものがなくなると、昔だったら考えられないような内側の暗い部分だったり不安な出来事が増えていくと思うんです。だから改めてそういう気持ちを大事にしないといけないと思うんです。僕は関わる人とはそういうところを大事にしていきたいなって思っていて。そういうことを考えていた1年だったんで、それが出たのかなぁって思いますね。
■アルバムが完成して自分で気付いたことなどはありますか?
目崎:改めてみると一人でやっていくっていう道が合ってるなと思いましたね。だからもっといいアルバムを作ったり、もっといろんなことができるなって思いましたね。また今年、来年と期待していて欲しいなって思います。
■今年中にも何か計画があるんですか?
目崎:まぁ、ちょっとライブ・ツアーが終わってから考えていることがいくつかあって、8月には京都と東京で僕プロデュースの「鴨フェス」っていうイベントもやるんで僕も楽しみにしてます。
■ちなみに「鴨フェス」ではバンド・セットでのライブになるんですか?
目崎:そうですね、バンドでやります。
■バンド・セットでやる場合は何人編成になるんですか?
目崎:まだ決めてないです。別にその辺はフリーで何人でやってもいいかなって思ってます。とりあえず僕がいたらいいな(笑)。
■いないと困りますよ(笑)。今回のアルバムを一言で言い表わすと?
目崎:やっぱり“今までもこれからも音楽と世界を旅しよう”っていうことですね! このアルバムはみんなが普段から部屋とか外で聴いたりしてると、一緒に旅をしてるような感覚になってくれると思うんです。その人の人生の旅の一部になれたらといいなって思いますね。とにかくいいアルバムになってると思います。
■今後はどういった活動を?
目崎:ライブするのがやっぱり好きなんですよね。だからライブをやるのは基本ですね。その他にもおもしろいことをちょこちょこと考えているので、それを具体化していくことと、あとプロデュース的なこともやってみたいなって思ってます。
■では、最後に読者へのメッセージを。
目崎:今回のアルバムがあなたにとっての新しい出会いになったら嬉しいです。ライブハウスで待ってます、ポピポー!

※清水俊也……LOVE PSYCHEDELICOのレコーディング&ライブ・サポートをはじめ、数多くのアーティストのプログラミングからアレンジやキーボード・プレイまでをこなし、幅広い活躍をしている。
-Interview & Text:名古屋忠嗣 -
DISC INFORMATION
鴨川 『鴨旅』 7月4日発売鴨川 『鴨旅』 7月4日発売
OWCR-2035 \2,400(税込)
(京)鴨川レコード / ロックチッパーレコード
01. 世界を繋ぐ声
02. サマーファイター
03. 渡月橋
04. バリφシーサー
05. ムーチーターフィー
06. ブランケット
07. 新宿西口ダイアリー
08. RYTHMO!!!
09. 奇跡旅
10. 海 -旅ver.-
鴨川 『鴨盤 -VERY BEST-』三人鴨川の集大成
鴨川 『鴨盤 -VERY BEST-』

◆初回盤(CD+DVD)
OWCR-9003 \2,500(税込)
◆通常盤
OWCR-2034 \2,300(税込)
(京)鴨川レコード / ロックチッパーレコード 発売中
PROFILE
1999年9月、京都・立命館大にて目崎(Vo&Gt)、ツグ氏(Ba)、N(Dr)の3人で結成。独自の浴衣ROCKスタイルで一躍京都トップ・シーンで注目を集め全国区へ。昨年までにオリジナル・アルバム6枚を発表。2006年、全国45箇所のロング・ツアーを敢行し、ツアー・ファイナルにてツグ氏、N、涙の卒業。2006年秋、目崎のソロ・プロジェクトとして再スタート。と同時に長期レコーディングに入る。そして待望のニュー・アルバム『鴨旅』が完成。新たな鴨川によるフリーダムな音楽性溢れる作品が誕生した。

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