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やっとアルバム制作のスタートラインに立てた感じです。
INTERVIEW
HALCALIのニュー・アルバム『サイボーグ俺達』はEPIC移籍後のシングル5曲を全て網羅し、様々に変化する彼女達から、等身大の実像までを余すことなく盛り込んでいる。これまでにも、HALCALI楽曲の楽しみはというと、実に様々なミュージシャンやプロデューサーとのコラボレーションだが、今作でもVERBAL(m-flo)やYOUR SONG IS GOOD、Fantastic Plastic Machine、宇多丸(RHYMESTER)、POLYSICSなどとコラボ。その楽しみは健在だ。
■ニュー・アルバム『サイボーグ俺達』がいよいよリリースとなりますが、一言で言うとどんなアルバムですか?
YUCALI:かなり色々な方面の私たちが見れる集大成的なアルバムです。
HALCA:いろんな色があって、カラフルですね。曲順とかを考えるのも、どれも良い意味で主張があって、すごくまとめるのが難しかったです。上がったりいきなり落ちたり、すごく楽しい一枚です。
■何曲かピックアップしておうかがいしていきたいのですが、まず、今作は曲順も考えられたということで、1曲目に「Doo THE HAMMER!!」をもってきた理由は何ですか?
YUCALI:アルバムの一番最初に出る声が私たちの声じゃないっていうのが、いいなって(笑)。イントロの意味も含めて、これがかなり、1曲目にふさわしい感じなんです。しかもすごく豪華で、ホーンセクションにスカパラ(東京スカパラダイスオーケストラ)の方に来ていただいたり、ケンコバ(ケンドーコバヤシ)さんにしゃべっていただいたり。
■2曲目の先行シングルとして6月20日にリリースされた「It's PARTY TIME!」ではTHE HIGH-LOWSの「日曜日よりの使者」が大胆にサンプリングされています。
HALCA:F.P.M.(Fantastic Plastic Machine)の田中知之さんプロデュースなんですけど、さすがだなと。またも大ネタを持ってきたなと。
YUCALI:前作はBOOWYの「B・BLUE」だったし。THE HIGH-LOWSの「日曜日よりの使者」は、本当に誰もが知ってる名曲だからこそ、こういう使い方をしてもみんな乗れるんじゃないかなって。“田中さん、さすがだな、面白いな”って改めて思いました。
■タイトル曲でもある初コラボのPOLYSICSとの7曲目「サイボーグ俺達」は?
HALCA:決して意味的にタイトル的なものではなくて、“あ、なに、この曲おもしろい!”と思って、タイトルにしました。
YUCALI:遊びな感じで、ギターも私たちが弾いてます!
HALCA:弾けないくせして。グッチャグチャですよ(笑)。
YUCALI:本当に。でもこれすごい楽しくて。HALCALI史上まれに見るテンションの高いレコーディング現場でした。っていうか、テンション高くないと歌えなかった(笑)。
■8曲目の「ドライバーズ・ライセンス」は、これはまたスロウな曲ですね。
HALCA:ね、なんかちょっとジャジーで“いいじゃないですか、新しいじゃないですか”って感じで。
YUCALI:フューチャリング宇多丸さんで、この曲で初めて、トラックメーカーの人を選ぶところから参加をしました。いつも素敵な人たちがやってくれているから、自分達で選んだことがなかったんです。それで、RomancrewのALI-KICKさんにお願いしました。もうとてもオシャレで。
HALCA:宇多丸さんもすごく押していて。
YUCALI:前作の「若草DANCE feat.宇多丸(RHYMESTER)」(アルバム『音樂ノススメ』収録)とまったく違う方面に行きましたからね。
HALCA:サビが〈Boom Boom……〉。
YUCALI:そんな内容の無いサビ、初めてだ!(笑)
HALCA:だけどメロディーが気持ちいいんですよね。気に入っています。
■YOUR SONG IS GOODとの9曲目「フェスでウィッス!」は楽しくなる曲ですね。
YUCALI:ユアソン(YOUR SONG IS GOOD)とのスタジオまんまの音になりました。
HALCA:ホントにちょっとしか聴こえないんですけど、最後にちょっとだけ入ってる笑い声とかは、その時のノリでしゃべってる、現場そのままの音が入ってるんです。
■へえ、おもしろいですね。ラスト、12曲目の「春狩道〜19の夜〜」。これはまさに……。
YUCALI:今の私達。年齢が1歳違うんですけど、1年で3ヵ月だけ同じ年になる時期があって、今がちょうどそうなんですけど、4月にHALCAが19歳になったばかりでこの作品を書き始めて、2人が同じ19歳のときにできた作品はこの曲だけです。で、アルバムの発売日にわたしが20歳になるんですけど、そういうのもあってこのタイトルにしました。
HALCA:曲的にも、終わる気がしなくて始まるというか。
YUCALI:これからの私達みたいな曲でもあるよね。
HALCA:だから最後の曲に持っていっても気持ち良かった。
■今回のアルバムでも、本当に様々な方とコラボレーションされていますが、いかがでしたか?
HALCA:本当に勉強になりますね。言ってみれば、12曲12通りのレコーディングがあって、どこも学ぶことばかりでした。
YUCALI:逆に個性バラバラの方達に作ってもらっているから、曲順を考えるにしても何にしてもすごく大変で、まとまらないっていうこともあったんですけど、それがまとまった時はすごい気持ちが良かったです。まぁ、今考えると色々ね、大変でしたけど(笑)。
■ご自身でも完成した作品をプライベートで聴かれたりしますか?
YUCALI:今回のアルバムは特に聴いてますね。以前のアルバムとかは、O.T.Fが総合的にプロデュースしてくれていたので、曲間とか曲順も決めてくれて、インタールードもあってって感じで、全部安心して任せてたんです。私たちは歌えばいいだけって。だけど今回はそういうまとめ役の人がいないから、私たちが考えなくちゃいけなくて。すごく聴きました。飽きちゃうくらい。まぁ飽きてないですけどね、全然(笑)。それくらいの勢いで聴きました。
HALCA:この作品で、やっとアルバム制作のスタートラインに立った感じです。やっと人並みに。
YUCALI:“みんな、大変なんだね”っていう。
HALCA:人並みの大変さをやっと勉強しました(笑)。
-Interview & Text:清友真紀(Birth-Day!!) -
DISC INFORMATION
HALCALI 『サイボーグ俺達』 7月18日発売 HALCALI 『サイボーグ俺達』 7月18日発売
◆初回限定盤(CD+DVD) ESCL-2984〜5 \3,360(税込)
◆通常盤 ESCL-2986 \3,059(税込)
01. Doo THE HAMMER!!
02. It's PARTY TIME!
03. 恋のブブブン
04. Twinkle Star
05. endless lover's rain
06. LOOK 〜Special Edition〜
07. サイボーグ俺達
08. ドライバーズ・ライセンス
09. フェスでウィッス!
10. 桃源郷
11. Tip Taps Tip
12. 春狩道 〜19の夜〜

[初回限定盤DVD付き]
シングル5曲(「Tip Taps Tip」「Twinkle Star」「LOOK」「桃源郷」「It's PARTY TIME!」)のミュージック・ビデオと最新作「It's PARTY TIME!」のメイキングを収録。
PROFILE
東京都目黒区出身のHALCAとYUCALIによるヒップホップ・ユニット。小学校の頃から同じダンス・スクールに通い、「FEMALE RAPPER オーディション」でグランプリ獲得後、RIP SLYMEのDJ FUMIYAとRYO-ZによるO.T.F(オシャレ・トラック・ファクトリー)全面プロデュースのもと2003年1月デビュー。10代女子を中心に人気を集め、独特の脱力感はコアなリスナーのハートもキャッチ。その才能に注目した様々なミュージシャンやクリエイターたちも続々とコラボ参加し、音楽シーンに新風を吹き荒らしている。

OFFICIAL SITEhttp://www.halcali.com
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