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堀内孝雄

堀内孝雄 MAIN

僕はどんなに良い詞をもらっても、
そこにキチンと希望が無ければ全部ボツにする性分ですからね
この曲で次のステージへと向かう人達の背中を押せるんじゃないかな
INTERVIEW
その楽曲毎に、今の自分の姿を等身大に投影。背伸びをしないドッシリとした、男の背中を感じさせる唄の数々にて共感を呼んで来た堀内孝雄。そんな彼のニュー・シングルは、まさに彼と同世代とも言える、そろそろ定年に差し掛かり、第二の人生を踏み出そうとしている団塊の世代へ向けての癒しとも、エールとも取れる唄を、時に振り返る様に優し気に、時に次を見据えている様な力強さで表した楽曲。早速、堀内さんにこの楽曲について色々と話を聞いてみました。

■ニューシングル「男が抱えた寂しさ」は、後悔混じりに自分を振り返りつつ、その後にはキチンと次を見ていて、聴いていて凄く励まされました。
堀内:それは良かった。自分としても凄く自然体な唄だと思ってますからね、今回の曲は。
■自然体というと?
堀内:今までもそうだったんだけど、今回も自分達の世代に向けての曲が歌えたなって。
■確かに僕達の世代もですけど、いわゆる堀内さんと同世代の人達は、より一層聴いていてグッとくるでしょうね。
堀内:だと嬉しいんですけどね。まあ、僕は俗に“団塊の世代”ってヤツで。今までもそうなんだけど、今回も自分の時代を追う形で歌えた感が凄くあって。その辺りはかなり意識的でもあったし。やっぱり僕と一緒で、その世代の人達の考えている事や悩む事って近いですからね。
■この曲は、いわゆる定年を迎える時期に差しかかった団塊の世代の方々の心境とリンクしそうですもんね?
堀内:そうですね。毎年毎年等身大の唄を歌って来たし、それは自分でも意識する所ではあって。背伸びや今さら若い人に受ける曲を歌いたいとも思わないし。ましてや無理して歌っても、自分っぽくなくなるだろうしね(笑)。
■最初にこの曲の歌詞を読んだ時はどんな印象を受けました?
堀内:(この曲を作詞した)荒木(とよひさ)さんとは長いつき合いで、“毎回違ったモチーフながらどこか統一感のある歌詞を書いてくれるなぁ……”なんて感心しているんだけど、まさに今回もそんな感じで。自分的には、人生の応援歌だと思っているんですよね、彼の歌詞って。今、僕達方面ではこういったタイプの曲って少なくなってきていて。逆に若い人達の方が多いんじゃないかな? 彼等は彼等で、我々とは違ったタイプの色々なものを背負い込んでますからね。そう考えるに、やっぱり“共感したい気持ちは一緒”なんですよ。僕らも今、第二の人生へと踏み出すにあたり、凄くみんな不安感を持っていると思うんです。そういった部分では、僕みたいな同世代の人が、こういったタイプの唄を歌うのは、ある種の共感や力強さ、それから共感愛を生むんじゃないかな。
■今回の唄を聴いて、“よし俺も!!”と思う堀内さんと同世代の方々が沢山出て来そうですもんね。
堀内:やっぱり時には、唄によって力づけられたり、癒されたりしたいだろうし。ちょうど団塊の世代の人々が徐々に会社や勤めという所から卒業していくにあたり、多くの人が、“きっと寂しいのは、俺だけなんだろう”と考えていると思うんです。で、そんな時にこの曲を聴けば、“そうか、それって実は俺だけじゃないんだ”と勇気づけられるし、僕にしてもこの様な次のステージへと向かう人達に心からのエールを送れるんですよ。“大丈夫、そう心配しなくても。みんな寂しいんだから”って。そういった意味ではこの曲は、これから新しい何かを見つけようとしている、いわば同世代の人達へのある種、背中押しになれるんじゃないかなと。僕はどんなに良い詞をもらっても、そこにキチンと希望が無ければ全部ボツにする性分ですからね。僕的には自分の唄って、泣き濡れて泣き濡れて、それでも頑張って扉を開けたら、たまたま誰かが遊びに来たり、迎えに来たってタイプだと思っていて。そういった歌じゃないと嫌なんですよ、僕。
■確かに今までの堀内さんの歌には、最後にはキチンと希望が有されてますもんね?
堀内:そういった歌作りを心掛けてきたし。あと、難解なものが大嫌いですからね。
■難解、ですか?
堀内:そう。あるじゃない。もっともらしい事を歌ってるんだけど、聴いていて全然中身の伝わって来ない唄って。そういった唄は歌いたくないし。
■もう直球一直線?
堀内:直球だし、人肌を感じさせる唄ですね。その辺りの根底的な部分は、多少の変化はあるけど大きくは変わってませんよ。
■それにしても今回の曲は、いつもにも増して共感出来る人が多そうな……。
堀内:とは言え、今回のこの曲って決して慰めだけでもなくて。確かに癒される要素も含まれてはいるけど、この曲や僕が今まで歌ってきた曲の全ては、その癒しの成分と反対にその癒された後の事もキチンと描いてますからね。
■いわゆる包み込むし、キチンと背中も押してあげられる様な?
堀内:まさしく。あと付け加えるのであれば、大上段からではなくて同じ目線というか。“ほら、みなさんと一緒だよ”って。
■今回のこの曲にしても、最初はしっとりとセンチメンタルに始まりつつ、聴き進めていくうちに、“俺は俺、これからもこのスタイルで生き抜いていくゼ!!”的な力強さも有してますもんね?
堀内:何が言いたくて何を伝えたいかは、ハッキリ伝えられたよね。しかも、サウンドにしろミッドテンポで安定感があって、ドッシリしているし。このサウンドでこの唄だから、更に説得力もあって、安堵感もあるだろうからね。もし、これがロック調だったら違和感あるんだろうなぁ(笑)。
■では、最後にこの曲の聴き所を教えて下さい。
堀内:今回の曲は、自分と置き換えて聴いてもらえたら最高だと思うんですよ。特に同世代の人には是非カラオケで歌って欲しいですね。最初と間のセリフにしても、この通り言わなくてもアドリブで自分の事に置き換えてもらっても良いし(笑)。歌っていてもそうだけど、聴いていても自分の背中を押してくれる曲なので、この曲を聴いて少しでも、“よし、頑張るゾ!!”と思ってもらえたら嬉しいです。
-Interview & Text:池田スカオ和宏 -
DISC INFORMATION
『男が抱えた寂しさ』 6月13日発売『男が抱えた寂しさ』 6月13日発売
CD:PKCP-2026 \1,200(税込)
カセット:PKTP-2026 \1,200(税込)
Rice Music

ニュー・アルバム発売決定!!

『いつまでも Love Song』
CD:PKCP-2027 \3,150(税込)
カセット:PKTP-2027 \3,150(税込)
Rice Music 6月27日発売
LIVE INFORMATION
『桂 銀淑コンサート〜堀内孝雄を迎えて〜』(ゲスト出演)
6月25日(月)愛知・御園座
8月26日(日)東京・明治座
8月27日(月)東京・明治座

『堀内孝雄コンサートツアー2007〜'08』
7月1日(日)群馬・太田市新田文化会館エアリスホール
9月15日(土)東京・日本青年館
9月29日(土)大阪・大阪NHKホール
10月13日(土)愛知・愛知勤労会館

http://www.up-front-agency.co.jp/artist/horiuchi

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