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ブランクもなんのその、信じていればハッピーになれる!
完全復活作にして最高傑作――『遠距離恋愛は続いた!!』
INTERVIEW
「元々、“聴いてる側も、作ってる側も楽くなれる作品を作ろう”をもとに作り始めて。実際、なんかずっと“楽しいな……”と思いながら作ってたなぁ」(ワタナベイビー/Vo & Gt)
「ちょっと謙虚に言わせてもらっても、いわゆる自分達の最高傑作が出来たなと(笑)」(小宮山雄飛/Vo, Key & more)

と、2人が語る通り、彼等の今の良いコンディションがギッシリと詰まったかの様なホフディランから5年振りのニュー・アルバムが届けられた。
「2人がそれぞれ持ち寄った曲の雰囲気を上手く演出し、良さを出した結果がこの作風」と雄飛が語る通り、相変わらずタイプの違った2人の作風を、時に交互に、時にリンクさせ放つ今作は、この5年の活動休止がまるで嘘の様な、全くブランクを感じさせない作品に仕上がった。
 ホフディラン今までホフディランを通じてやって来た事や出してきた作風の断片断片を濃縮パッケージ。中には、昔からのファンをニヤリとさせる、あの頃のあの曲達のフレーズが所々に散りばめられたりもしている今作。
 歌詞のモチーフにしても、自分の身の回りの世界や心情を歌いながらも、どこかもう少し大きなスケールの世界をも思い浮かべさせる。牧歌性&ホッとした感じ、適度なロックっぽさ、打ち込みと生音の融合やコラージュ等々、曲の雰囲気やサウンドも様々。
「レコーディングの予算から参加ミュージシャンの依頼からスタジオ決め、スケジュール管理に至るまで、今回は自分達でほとんど全てやったんですよ。いかにその制限範囲内で面白い事が出来るかに挑戦し、上手くいった感はあるかな」(雄飛)
「制限したが故に成功した面もあって。今回はあえてスタジオも曲に応じてフレキシブルに変えて録ってみたし。おかげで、“この曲の雰囲気や歌声にはこのスタジオが合う”的な発見も多々ありました」(ワタナベイビー)
 で、今回のアルバム・タイトルは『遠距離恋愛は続いた!!』。同名の曲が今作のラストにも入っているが、読者の中には、このタイトルを聞き、“おっ”なんて思う方もいるかもしれない。実は'98年の彼らのヒット・シングルに「遠距離恋愛は続く」という曲があり、なんだか、この5年の活動休止中の2人の関係性や、このブランクを経ても尚も続いていたホフディランとお客さんとの関係性、そしてあれから10年と、色々な事柄とリンクさせる、このタイトル。
「『遠距離恋愛は続いた!!』というタイトルは、作品のイメージのテーマとしてけっこう最初の頃からあって。特にその辺りは1曲目の「君が気になる」と、ラストの「遠距離恋愛は続いた」には色濃く出てるかな。恋愛や僕達ホフディランの活動に限らず、キチンとモチベーションを持って続けていけば、何でも最後は上手く行くと思うんです。なので、苦しい時もあるだろうけど、そこを我慢してキチンと乗り越えればハッピーになれる。その辺りをこの作品を聴き終えた後に感じてもらえると嬉しいな」(雄飛)
 いやー、なんとも力強く、説得力のある言葉ではないか。そう、キチンと次、再び巡り合える事を信じていれば春はまたやってくる。そんな想いを胸に秘め、信じ、また明日から頑張って行こうじゃないか。そう、この『遠距離恋愛は続いた!!』を聴きながら。
-Interview & Text:池田スカオ和宏 -
DISC INFORMATION
ホフディラン『遠距離恋愛は続いた!!』ホフディラン『遠距離恋愛は続いた!!』
AZCL-10009 \3,000(税込)
Aer-born / Amuse 6月21日発売

http://www.hoff.jp 
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