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氷川きよし

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自分を愛してくださっているファンのみなさんがいるんだ
ということを勇気に歌い続けていきたいです
昨年末、日本レコード大賞で見事大賞を受賞した「一剣」の発売から1年2ヶ月。氷川きよしが久し振りの新曲を、なんと2タイトル同時でリリース!老若男女問わず思わず口ずさんでしまうであろう、シングルとしては初のマドロス(船乗り)ものとなった「あばよ」。そして誰もが知っている〈ヤーレンソーラン〜〉の超有名フレーズで歌いだされる、演歌と民謡が華麗な融合を果たした「きよしのソーラン節」。曲調は違えど、どちらも心に爽快な気分をもたらしてくれる2枚のシングルが、暗いニュースばかりの日本を明るく照らす!
INTERVIEW
■昨年末は「一剣」で第48回日本レコード大賞・大賞を受賞されました。率直なご感想はいかがでしたか?
氷川:ファンのみなさんのおかげです。本当にありがとうございました。応援してくださったファンのみなさんが喜んでくださったことが僕自身何より嬉しいし幸せです。そして、昨年1年間、「一剣」にかけて一緒にがんばってくださったスタッフのみなさんにも感謝の気持ちでいっぱいです。

■演歌界では1993年の香西かおりさん以来、13年ぶりの大賞受賞でしたが、演歌歌手としてこの受賞をどう思われますか?
氷川:これまですごい方ばかりが受賞されているのを知って、いただいた後からレコード大賞の重みというものを実感しました。いただいた〈冠〉に恥じないよう、また初心に戻って謙虚にがんばっていきたいと思います。これまでの僕の曲はレトロな感じというか、昭和のいい時代の歌の雰囲気をもった曲が多かったのですが、演歌・歌謡曲って、なつかしいというか、すごく心があると思っているので、そういう楽曲が認められた事はとても嬉しいです。

■3月28日には、昨年末のコンサートを収めた映像作品『氷川きよし・スペシャルコンサート2006 きよしこの夜Vol.6』も発売されましたね。
氷川:テーマが〈命の輝き〉だったんですけど、昨年は特に、大切なはずの命が大切にされない事件が多かったじゃないですか。だから、精一杯生きていくという事を僕なりに伝えたかったコンサートなんです。オープニングは光りの玉(命)を持ったダンサーが一人いて、それを攻撃したり、守ったり、その玉(命)のために祈ったり、喜んだり、悲しんだり、という演出がありました。登場の時の衣装も心臓(命)をイメージしたハートを付けたコスチュームで。後半は、初めて講談師の宝井琴調師匠に来ていただいて、「刃傷松の廊下」「きよしの森の石松」「番場の忠太郎」を曲紹介のときにストーリーを講釈で語っていただきました。ポップスあり、演歌ありと、幅広いファンのみなさんに喜んでいただけるようなコンサートになったのではないかと思います。

■5月9日に1年2ヶ月ぶりとなるシングルが、2枚同時で発売されますね。まずは「あばよ」からお伺いしたいのですが、シングルとしては初めてのマドロスもので、至るところに細かいこだわりが詰め込まれているように感じますが、どんなポイントに注意されて歌われましたか?
氷川:僕はこの歌を暗く歌ってはいけないと思うんです。“好きなあの娘と一緒にいたいけど、行かなくてはいけない”。マドロスにはそういう現実があると思うんです。船に乗って色々なところを旅しなければならない仕事ですから、“別れ”はつきものです。でも、それは口に出して言ってはいけないと思うんです。どんなに辛い別れでも跳ね除けて前へ進んでいかなくちゃいけないんです。だから明るく歌うことで、大きな青空と青い海が広がっている中で、希望と不安が波間で揺れ動いているような感じを伝えられたら良いなと思います。

氷川きよし■「きよしのソーラン節」は「ズンドコ節」「ドドンパ」に続く〈きよしの〜〉シリーズ第三弾で、非常に気っ風のいい、身体にグッと力の入る気持ちいい歌に仕上がってますね。
氷川:〈きよしの〜〉シリーズ第三弾として、皆さんご存知の北海道の民謡「ソーラン節」を氷川きよし風のメロディーで作っていただいた作品です。前向きに生きることの大切さを僕らしく元気いっぱいに歌いました。世の中で頑張っている皆さんの応援歌になれば嬉しいです。この曲の歌詩の内容は、いわゆる“道理”なことで、皆わかってはいるはずだけど、改めて言われると“ああっ、なるほど、その通りですね”というような事だと思うんです。ですから、歌って聴いて元気になって頂きたい1曲です。

■今年でデビュー8年目になりますけど、デビュー当時と今とでは、歌う時の気持ちも変わりましたか?
氷川:変わりましたね。変わらないように、常に原点に戻ることを心掛けてはいますが、戻れないところもあるんです。デビュー当時はがむしゃらで“とにかく一生懸命間違えずに歌うんだ”とうことで頭がいっぱいというか、ある意味、怖いもの知らずなところがありましたが、今はちょっと冷静になって自分やまわりを見れるようになったので、“今日の歌唱はどうだったか”など、反対に歌うことが怖い時もあります。

■不安になったりする時もあるんですね。
氷川:ありますね。僕、デビューする前に飲食店で働いていたんですが、やっぱり、大きい声で“いらっしゃいませ!”っていうと、お客さんも自分も気持ちいいじゃないですか。“お客さんに喜んでもらいたい”その気持ちだけは今も変わっていません。笑顔を見るのがすごく好きなんです。若い子でも、おじいちゃん、おばあちゃんでも、ニコニコして僕のことを見てくださっている。それを見ていると自分もすごく嬉しくなるんです。

■今後、氷川さんが目指す理想の歌手像は?
氷川:自然体がいいですね。ありのままというか。明るく笑顔で前進したいなと思っています。これからも、壁にぶち当たったり、落ち込んだりすることもあると思うのですが、自分を愛してくださっているファンのみなさんがいるんだということを勇気に歌い続けていきたいです。 
DISC INFORMATION
氷川きよし『あばよ』氷川きよし『あばよ』
CD:COCA-15979
MT:COSA-1923
\1,200(税込)
コロムビアミュージックエンタテインメント
5月9日同時発売!!
氷川きよし『きよしのソーラン節』氷川きよし『きよしのソーラン節』
CD:COCA-15980
MT:COSA-1924
\1,200(税込)
コロムビアミュージックエンタテインメント
5月9日同時発売!!

→http://columbia.jp/~hikawa


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