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信じて貫いてきたやり方をAngeloっていう形で
証明し続けるしかないと思ってる。

昨年10月「REBORN」でデビューし、リリース直後に行った全国ツアーでは全会場をソールドアウトさせ、バンドとオーディエンスが作り出すライブの完成度の高さに周囲を圧倒させた。そのツアーで披露された楽曲を含むAngeloのファースト・アルバムがついにリリースされる。日本のミュージック・シーンに新たに産み落とされたバンドは天使か怪物か・・・
。『REBIRTH OF NEWBORN BABY』から彼らが降り立った景色が見えるはずだ。
Angeloというバンド、この先も絶え間ない奇跡の瞬間を見せてくれるだろう。
INTERVIEW
Kirito■アルバムが完成した率直な感想はいかがですか?
KIRITO:必死でやったんで…でも“できた!!”っていう達成感とか感慨に耽っているような気持ちはあの…正直全くないです(笑)。

■ないんですね(笑)。
KIRITO:ここからなんで。ファースト・アルバム完成させたけど、始まりでしかないんで。

■タイトルの『REBIRTH OF NEWBORN BABY』という言葉から見られるように、今回のアルバムがAngeloというバンドの旗上げという作品でしょうか?
KIRITO:そうですね。Angelo自体が〈新しく生まれ変わった〉っていうのがバンドのコンセプトにもあったんで、そういう意味では必然的なキーワードでもあるし。実際に聴いてくれる人たちには、前のバンド時代からの人もたくさんいるだろうし、今回から聴き始める人もいるだろうし。このアルバムで自分たちのことを知って、単純に曲や歌詞に共感してくれれば、その前のストーリーの流れっていうのは考えなくていいし。あくまで自分たちは〈これから〉っていう思いでやってるんで。

■一貫したテーマみたいなものはあったんですか?
KIRITO:アルバムを通して一貫したコンセプトは無いんだけど、あえて言えばAngeloっていうバンドがいろんな意味で問題児的なバンドではあるんで(笑)、そういうものがこの音楽シーンに産まれ落ちましたよっていう意味合い。作り手が持つ大切なメッセージっていうのはもちろんあるし、それを歌詞の節々に込めていくっていうのはあるんだけど、聴き手の人に何かを強制しようって気は無くて、ただ感じ取ってもらえればそれでいいし、感じ取らなくても単純に曲やメロディーでこの曲が好きだっていうのがあれば、それはそれですごく嬉しいです。

Kohta■今回L.A.でレコーディングされたということですがいかがでしたか?
KIRITO:すごく乾燥したいい空気だから音もいい音が録れるんですよね。特にベースとドラム。ドライでいてヘビーな音っていうのが今回すごい欲しい音だったので、L.A.でレコーディングした意味があったと思う。ただ初期衝動の部分では日本でずっと殺人的なスケジュールの中で、アルバムのレコーディングをするにはあまりに息が詰まりすぎるっていうところ(笑)。開放的な空気とか、昔からの歴史もあるんだろうけど、ロックをやるにはミュージシャンにとって心地のいい造りの街なので。

■全曲KIRITOさんが作詞作曲をされて、アレンジはメンバー3人でという感じですか?
KIRITO:Angeloの曲は今のところ全面的にスタジオのジャムセッションという形で作ってるんですよ。だからデモテープを作るわけでもなく、自分の頭の中にあるアイデアをスタジオに行って、各パートに伝えて、みんながアレンジしていくっていう感じですね。Angeloに関してはバンドらしさを大事にしてます。

■コアな層からAngeloに初めて触れるリスナーにまで、入り口を広く開けているような楽曲の幅広さですね。
KIRITO:正直そういう気持ちは前からあったんだけど、嫌いな人は聴かなくていいし、好きな人は聴いてもらえたらいいと思ってて。ライヴもそうなんだけど、そういう自分の言動が一般の方から見て敷居が高いとか客を選ぶっていうような、ちょっと偏屈な奴に見られてきたと思うんですけどね(笑)。ただ根本的にどういう楽しみ方をしてもいいっていうのは変わってないんですよ。例えばどういう曲をファンが望んでいるのかとか、シングルとして売れる曲とか、そういうことを考えて曲を作ると俺の場合決まっていいものができないんですよ。そういうことを無視して本能のままに俺は実行するし、ライブでやった時の空気とか、みんなが歓喜する画が見えるような曲をとにかくやりたいから。今の時代の風潮から言ってこういう曲を出せば売れるだとか、そういうことに関して俺は判らない。そういうスタンスでやることをかっこいいと思わないし。

Takeo■ライヴですでにやっている楽曲が収録されていて、ファンのみなさんも心待ちにしてたのではないでしょうか。
KIRITO:去年の1stツアーの段階で今回のアルバムの曲は全部やってたんですけど、ファンの人たちにとっては、音源にもなっていない初めて聴く曲にも関わらず、ものすごい盛り上がりを見せてくれたんですよ。時間空けて待たせた形になったけど、ひとつのパッケージとしてやっと渡せるから、その上でより歌詞の内容や曲を再認識してもらって、今回の2ndツアーで地方回れるから当然違ってくるんじゃないかな。

■オーディエンスの反応の違いっていうのも楽しみのひとつ?
KIRITO:ですね!ただ前回の盛り上がりも「大丈夫かよ!?」っていうようなものすごいものだったんで、それを考えると楽しみ4の……怖さ6。

■(笑)。
KIRITO:でもライブなんでね。行けるとこまで盛り上がっていけたらいいですね。今回やっと本格的に新しくできたAngeloっていうバンドとして全国を回れるんで、気持ち的にはほんとに初心ですね。PIERROTの延長でやるっていう意識は全く無くて、新しいバンドとして全国にやっとご挨拶に行ける。かなり乱暴なご挨拶になると思うけど(笑)。

■Angeloの今後のヴィジョンは見えていますか?
KIRITO:自分たちがその瞬間に一番かっこいいと思えるものを、余計なこと考えないでやりきって曲を作っていきたいですね。ただ、それだけでは終わらないバンドなんで。そういうやり方をしてでも結果を出せるんだ、分かってくれる人たちがこんなにもたくさんいるんだっていうことを証明していきたいと思う。そういう意味では長年自分が信じて貫いてきたやり方っていうのが正しかったんだっていうのは、Angeloっていう形で証明し続けるしかないと思ってる。それを信じて突き進むだけですね。
LIVE INFORMATION
TOUR 2007 「EASTER FOR TREASON」
4月01日 (日) 東京・日比谷野外音楽堂
4月20日 (金) クラブチッタ川崎
4月22日 (日) 郡山・HIP SHOT JAPAN
4月24日 (火) 仙台・ZEPP SENDAI
4月26日 (木) 青森・QUARTER
4月28日 (土) 帯広・MEGA STONE
4月30日 (月・祝)札幌・ペニーレーン 24
5月04日 (金・祝)新潟・LOTS
5月06日 (日) 金沢・EIGHT HALL
5月10日 (木) 東京・新木場 スタジオコースト
5月11日 (金) 横浜・BLITZ
5月15日 (火) 名古屋・ダイアモンドホール
5月16日 (木) 名古屋・ダイアモンドホール
5月18日 (金) 大阪・心斎橋 BIG CAT
5月20日 (日) 高崎・FLEEZ
5月24日 (木) 鹿児島・CAPARVO HALL
5月26日 (土) 福岡・DRUM LOGOS
5月27日 (日) 福岡・DRUM LOGOS
5月29日 (火) 広島・クラブクアトロ
5月31日 (木) 松山・サロンキティ
6月02日 (土) 高知・キャラバンサライ
6月03日 (日) 高松・オリーブホール
6月05日 (火) 大阪・なんばhatch
6月10日 (日) 東京・ZEPP TOKYO

Information:www.angelo-web.com
DISC INFORMATION
Angelo 『REBIRTH OF NEWBORN BABY』Angelo 『REBIRTH OF NEWBORN BABY』
◆初回限定盤 IKCB-9501 ¥3,675(税込)
◆通常盤 IKCB-9502 ¥2,940(税込)
blowgrow / Sony Music Distribution 4月18日発売

01. 異境に咲く花
02. REBORN
03. 白昼夢
04. EASTER AGAIN
05. HALLUCINATION
06. DARK SNOW
07. WINTER MOON
08. DANCE
09. MORE PAIN
10. HOLOCAUST
11. SCRAP
12. SQUALL

→Angelo公式サイト www.angelo-web.com


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