インタビュー一覧

New Can Magazine
最新 New Can Magazine
設置店舗一覧

Link
CANSYSTEM
CAN-TOWN
ケイタク

ケイタク ケイタク

爽やかなメロディーラインにやわらかなギターの音
ポップセンス溢れる「voice」で少し早めの春が来た!


ブルース、フォークを称え、ストイックなまでに〈自分たちの音楽を突き詰める〉ことへの努力を惜しまない福岡出身のギターデュオ、ケイタク。シュールな歌詞に2本の重たいギター、泥臭いメロディーだけれど、不思議なまでに透明感に溢れたサウンドを聴かせてくれたマキシ・シングル「少年」(2006年7月リリース)から約半年。彼らからニュー・マキシ・シングル「voice」が届いた。今度の新曲は、彼らがブルースの畑に根ざしたギター・デュオという認識を持って聴くと、それはとても狭い範囲の見方(聴き方)なんだということを思い知らされる。今まで以上にポップに仕上がった楽曲は、明るくてキラキラと輝いている。彼らに、どんな変化が訪れたのだろう?

「いつも曲を作るタイミングで、ジャンルを絞って作っているわけではないんです。“ブルースをボサノヴァにしてみようかな?”とか、遊んでいるうちに曲になっていくものであって。“コードを3つしか使わないでやってみよう”とか、曲を作る時っていうのは、自分の中でいろんなシチュエーションがあるんです。この曲もできあがった時は、もっとフォーキーだったんですが、レコーディングの時、The Beatlesの「Here Comes The Sun」のようなキランとした感じがバックにあったんで、それを活かして作っていったらポップになりましたね。自分たちらしくは確かにないんですけどね。全くケイタクを知らない人が聴くと“ポップやん”って思うと思う」(ケイタ/Vo&Gt)

アコースティックの温かさに、跳ねるリズム、優しく包容力に満ちたケイタの唄は聴き心地良く、ポップでキャッチー。しかし、やっぱりケイタクの音にはどこか一点ひねりがある。軽快なサウンドに聴き入っているとサビの部分でおもしろいメロディーの展開に出会う。

「今回は、サビの転調がすごく印象的なんです。やっぱり、転調って普通の人が聴いたら絶対違和感があることだと思う。だから、そうならないような転調をどうやろうかっていうのが、今回とてもおもしろかったんです。これがあることで、メジャーの曲がマイナーに聴こえるんですね。そこにどうやってポイントを置いていこうかなっていうのが、今回のテーマでしたね」(ケイタ)

貪欲なまでの音への探究心、彼らの創作意欲は留まることを知らない。ブルースの畑に根ざした彼らは、その青々とした葉を大空に向かって自由にどこまでも伸ばしていっているようだ。曲を発表するごとに新たな一面を見せてくれるケイタクに“次はどんな曲を?”と期待せずにはいられない。「voice」で新境地を切り開いた彼らの気になる次回作は?

「裏切りますよ(笑)。「voice」は「voice」でいろんな人に聴いてもらって、ポップな音がケイタクだと思ったとしたら、次できれいに裏切ると思う。こうやって、曲を出していけるなら、広いふうに見てもらったほうがいいのかなって気がしますしね」(タクヤ/Cho&Gt)

春の日差しのような優しいぬくもりをも持った「voice」を聴きながら、ケイタクに裏切られるその時を楽しみに待ちたいと思う。
DISC INFORMATION
ケイタク 『voice』ケイタク 『voice』
COCA-15943 \1,260(税込)
コロムビアミュージックエンタテインメント
発売中

オフィシャルサイト
http://www.keitaku.com

インタビュー一覧へ
有線放送の各種番組表 | 個人情報の保護について | お問い合わせ
(c) Copyright 2006 CANSYSTEM. Co.,ltd. All Right Reserved.
pick up! movie blog chart interview news home Music Lounge