俺は『エクソシスト』がいまだに怖い。小学生の時の、トラウマが根深く残っているからだ。というのも子供の頃、寝る前にうかつにもあの首360度回転シーンを見てしまい、恐怖のあまり朝まで一睡も出来なかったという体験があるからだ。そのため公開時、劇場の前に行くのも嫌だった。というかオカルト映画全般が怖かったのだ。目に見えない何かによって、人が変わってしまったり、死んでしまったり、何か現象が起きたりといった映画である。例えば『ヘルハウス』、『オーメン』、『ロースマリーの赤ちゃん』『ザ・チャイルド』、そしてオリジナルw悪魔の棲む家』!
この映画を見たのは小学生の時。実話に基づいた映画という触れ込みで公開された。赤い空をバックに立っている、人の顔に見える家がとにかく怖かった。パンフレットを読んで、それが実際に今でもアメリカのある場所に立っているという事実がなおさら俺の恐怖心をあおった。俺が映画を見ている間にも、本物の悪魔に生活をおびやかされている家族がいるなんて想像してしまい、もちろんその日も眠れませんでした。リメイクにも出て来たあの有名なハエの大群のシーンにはあんまり驚かされなかったけど。
というわけであの79年の『悪魔の棲む家』のリメイクがこの作品!ウルトラ名作の『悪魔のいけにえ』のナイスリメイク『テキサス・チェーンソー』でお馴染みの、マイケル・ベイが今回も製作に携わったため、古くさいオカルト映画にならず、ちゃんとしたハリウッド映画に仕立て上げられていたのには感心させられた。とはいえやりすぎず、当時の雰囲気も残していてそこも好ポイントでした。ただ大きい音に頼りすぎていて、たえずドーン!とか、バーン!とくる事だけが気になりましたが。だってすぐ俺、ビクッとなっちゃうんだもん。そして主役のライアン・レイノルズさん、良い体すぎです!そしてオリジナル同様、全く役にたたない神父さんにニンマリ。
最後にこの映画、実はパート7まであるんです!『13日の金曜日』みたいなもんですね。ここまでくると全く関係ないもの(スタンド、鏡、人形の家)に悪霊が憑依したりして、全く悪魔が家に棲んでいません。そういう意味で必見!時間のある人に限り!
とはいえ、目に見えて血が飛び散るスプラッターやゾンビ映画は心から大好きな俺。そして最近パッと目が覚めて、3時15分(実際に事件があった時間)だったため、やけに気になってしまい、結局朝まで寝られなかった、というような事をいまだにやっている俺。
・悪魔の棲む家 公式サイト
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