クラブにいるジョン・トラボルタとユマ・サーマンの二人、リズムに体を揺らしている。まさか、まさかのその瞬間、踊ったー!パルプ・フィクション!映画史に残る名シーン再び!どちらも大好きな俺にとっ
ては、このシーンのためだけにお金払うね。しかも俺が一番好きなジョ ン・トラボルタは、踊っているジョン・トラボルタ!もちろんこの映画のチリ・パーマー役は絶対彼にしかできない、でも俺は『グリース』の彼が一番好きなんだー!ダンスのうまいライデル学校一のワル、ダニー・ズーコ(この時実は24歳!相手役のオリビア・ニュートンジョ
ンは30歳!!!、そんな高校って・・・)役の彼が、心から好 きなんだ!って、熱くなりすぎました。とはいえ、『グリース』はサントラとともに、最高なのです。いかん、本題へ。
さて『Be Cool』、トラボルタがチリという名前ということは、そうです!あの10年前の映画『ゲット・ショーティ』の続編なのです。マイアミの取り立て屋、そして無類の映画好きのチリが、チンピラ
スピリットで映画業界をかき乱す痛快なコメディが前作なら、今回はそのスピリットはそのまま音楽業界へ殴り込んで、無名の天才シンガーを売り出す。さてその作戦とは?
出演者もCool!ジョン・トラボルタとユマ・サーマン(インディーズレーベルの社長!)を軸に、俺が心から愛する映画『スウィンガーズ』のビンス・ボーン。最近だど『ドッジボール』、『スタスキー&ハッチ』と俺好みの映画に連続出演、しかしクールな彼のファンは困惑。という事態が続いていて非常に喜ばしい。そして彼の用心棒役にWWEのスーパースターというか今ではプロレスのできる俳優になってしまったザ・ロック。なんとゲイの役!あんなに良い演技ができると思わなかったよ。俳優としての株、急上昇しました。オー、ハムナプトラ!←言ってみただけ。プロレスファンにはおなじみのあの決めポーズもバッチリ。『チアーズ』の再現は最高ですわ。さらに前作からの出演ダニー・デビート(めちゃくちゃ好き!『マン・オン・ザ・ムーン』観て!)、ハーベイ・カイテル(ちなみに前作はカメオ出演)。今一番熱いコメディアン、セドリック・ジ・エンターテイナーも出とります。音楽業界の映画ということで、ミュージシャンも多数出ています。ライブシーンを提供のエアロスミス。スティーブン・タイラーも娘(リヴ・タイラーね。知ってるよね?)に負けない演技しています。ジョー・ペリーはそのままでした(笑)売り出される無名のシンガー役に、クリスティーナ・ミリアン(って誰?)、すぐ銃をぶっぱなすラッパー役に、アウトキャストのアンドレ3000、バーで演奏するのはブラック・アイド・ピーズ。ちなみにカメオ出演のジーン・シモンズ(KISS)は分かりませんでした。キャストを見ているだけで楽しくなりますね。俺は楽しくなりました。映画の最後のクレジットのところで出演者のダンスシーンがあるのも、これまた楽し。
とにかくみんなはまり役!音楽あり、ダンスあり、アクションあり、ロマンスあり、2時間楽しませてくれる、これぞエンターテイメント!という一本です。みんなで見よう!
そしてジョン・トラボルタファンのみなさん、『バトルフィールド・アース』も逃げずに観よう!俺はそんな彼(サイクロ星人)が大好きだ!
『
Be Cool/ビー・クール 』
監督:F・ゲイリー・グレイ
キャスト:ジョン・トラボルタ、ユマ・サーマンほか
公式サイト:
http://www.foxjapan.com/movies/becool/
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